南河内万歳一座旗揚げ20周年ファイナル公演
南河内万歳一座旗揚げ20周年ファイナル公演
錆びたナイフとは、私達自身のこと。薬品漬けの健康と飲尿による民間療法の間でゆれ動く、私達の体内との会話との会話を笑いと共に混乱してみる。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1980年10月、大阪芸術大学(舞台芸術学科)の有志により結成。『蛇姫様』(作・唐十郎)で旗揚げ公演後、第2回公演以降は、座長・内藤裕敬のオリジナル作品を上演している。
今も昔も、演劇だけが生み出せる劇的瞬間を探り追いかけている。
熱血の仮面で覆いながら冷たい心で生きて行こうか?クールに決めて内に秘める熱血を育もうか?複雑、多様化する家族の形と構造でゆれるお父さんと家族の物語。
杮落し特別公演
そこは、廃業した病院か…?15人の老若男女が一室にいる。どうやら昨夜、終電が行った後、そこへ集まってしまったらしい。世代間の対立と時代のストレスが、やがて、それぞれの今と背景を浮かび上がらせる。未来に希望を持てないことを、うすうす感じながらの現代を、私達は、どう生きて行くのだろう…。15人の登場人物達が、密室で、これまでと今を旅するが、その先に見える「人の消えた街」は、どう再生に向かうのか。
一人の失業した男が乾物屋の2階のアパートに下宿している。ハローページでは乾物屋というのは、興信所の後で、香辛料、香料のページに記載されている。ある乾物屋には、興信所と間違えて、探偵の依頼電話がかかってきて、その男もそんな電話を取る機会が結構ある。その中の1本の電話で、「私は今、探偵に捜査されているようだが、お宅じゃないか、私を付け回しているのは。」というのがあった。その電話をきっかけに、その男は、
『大和屋別館』は、宿泊料がべらぼうに安く、次々と客がやってくる。しかし、安いのには理由があった。その旅館には、個室は無く大部屋が一つあるだけ。つまり、老若男女、ビジネスマンも旅行者も、日本人も外国人も、恋人も他人も、とにかく皆雑魚寝。同じ部屋で眠らねばならなかったのだ!