劇作家・犬井邦益のテキスト「会社の人事」は、中桐雅夫の詩集「会社の人事」に触発された短編戯曲である。これをそのまま演ずるのではなく、稽古場における数々のエチュードを重ね、テキストを徹底的に解体した後に、再構成した作品である。ワーショップを用いて作品作りする演出家・松本修の初演出作品である。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
龍昇が1985年に旗揚げ。年1~2本のペースで、着実に作品を発表し続けている。ひとりの役者が、作家・演出家・キャスト・スタッフを雇い、プロデュースするというスタイルを40年近く貫いている。様々な作家(平田オリザ・平田俊子・犬井邦益)や、演出家(佐藤信・岡本章・松本修・福井泰司・大橋宏)と手を組み、生み出された作品は多岐に渡る。常に新しさを追いながらも大人の鑑賞に堪える芝居づくりを目指している。