演劇
アーカイブのみ

小町風伝

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小町風伝

  • 上演団体:劇団転形劇場
  • 国際舞台芸術研究所+早稲田小劇場
  • 利賀フェスティバル'82参加作品

太田省吾と劇団転形劇場が、能舞台を想定した創作を通して、「遅いテンポ」と「沈黙」を表現の中心に据える独特の方法を導き出した作品。登場人物は「老婆」「少尉」「隣家の父」「その娘」「その息子」など18人。老婆がひとり風に身をまかせるようにして現われる。人々の行列が舞台に運び込む家財道具を囲まれて、老婆はゆめとうつつ、死と生との間をたゆたい、やがて、ひとり風のありかを訪ねるように去っていく。1977年、矢来能楽堂で初演。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
劇団転形劇場
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
1982/8/2(Mon)~1982/8/3(Tue)利賀山房(富山県)
出演者・
スタッフ
老婆
佐藤 和代(劇団転形劇場)
少尉
井上 弘久(劇団転形劇場)
村上さん
瀬川 哲也(劇団転形劇場)
その妻
北村 青子(劇団転形劇場)
隣家の父
品川 徹(劇団転形劇場)
その娘
鈴木 理江子(劇団転形劇場)
その息子
大杉 漣(劇団転形劇場)
サチ子
辻上 彰二(劇団転形劇場)
医者
笹島 博文(劇団転形劇場)
看護婦
安藤 朋子(劇団転形劇場)
洗濯物の女
小針 和美(劇団転形劇場)
携帯ラジオの男
青山 守男(劇団転形劇場)
フォーク・ダンスの男
小野 孝夫(劇団転形劇場)
フォーク・ダンスの女
福地 恵子(劇団転形劇場)
女1
牛山 君枝(劇団転形劇場)
女2
真砂 恵津子(劇団転形劇場)
女3
森屋 由紀(劇団転形劇場)
女4
石山 順子(劇団転形劇場)
作・演出
太田 省吾(劇団転形劇場)
照明
辻本 晴彦
制作
高野 達也(劇団転形劇場)
制作
井上 浩司(劇団転形劇場)
受賞歴など
第22回岸田國士戯曲賞受賞

上演団体情報

1968年、演出家・程島武夫を中心に設立。1970年より演出家・劇作家の太田省吾が主宰者となる。1970年、転形劇場工房を設置(東京都港区赤坂)。1985年、劇団の拠点を東京都練馬区に移し、稽古場と小劇場を兼ねた転形劇場T2スタジオを開設。代表作品『小町風伝』(作・演出:太田省吾/1977年初演)、『水の駅』(構成・演出:太田省吾/1981年初演)は、国内外で数多くの上演を重ね、大きな反響をもってむかえられた。1985年、紀伊國屋演劇賞団体賞を受賞。1988年、解散。劇団の20年にわたる公演の記録と劇評などは、弓立社+転形劇場編『水の希望 ドキュメント転形劇場』(弓立社、1989年)にまとめられている。

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