演劇
アーカイブのみ

水の駅

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水の駅

太田省吾と劇団転形劇場による、完全な沈黙のまま極端に遅いテンポで俳優が演じる表現を追求した沈黙劇/〈駅〉シリーズの第1作。円環的な構造をもつ9つのシーンからなる。把手の壊れた水道の蛇口から一筋の水が細く流れつづけている。少女、二人の男、夫婦、老婆など、さまざまな人々が、水場を通りがかり、水に触れ、水を飲み、遠くを見つめ、やがてどこへともなく去っていく。太田と劇団にとって画期をなす作品であり、世界各地で再演を重ねた。

視聴方法

(要予約)早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
事前予約フォームより予約の上、ご来館ください。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
劇団転形劇場
収録日
1981/4/26(Sun)
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
1981/4/28(Tue)~1981/5/17(Sun)転形劇場工房(東京都)
出演者・
スタッフ
靴を履きかえる男
小野 徹(劇団転形劇場)
少女
安藤 朋子(劇団転形劇場)
二人の男1
井上 弘久(劇団転形劇場)
二人の男2
笹島 博文(劇団転形劇場)
傘を持つ女
小針 和美(劇団転形劇場)
投棄物の中から物見する男
辻上 彰二(劇団転形劇場)
品川 徹(劇団転形劇場)
鈴木 理江子(劇団転形劇場)
老婆
森屋 由紀(劇団転形劇場)
干し物の三人娘1
楠 智絵(劇団転形劇場)
干し物の三人娘2
石山 順子(劇団転形劇場)
干し物の三人娘3
福地 恵子(劇団転形劇場)
殴る夫
瀬川 哲也(劇団転形劇場)
叫ぶ妻
北村 青子(劇団転形劇場)
死体を運ぶ男1
青山 守男(劇団転形劇場)
死体を運ぶ男2
夏目 聖(劇団転形劇場)
足を洗う女
牛山 君枝(劇団転形劇場)
食う女
真砂 恵津子(劇団転形劇場)
佐藤 和代(劇団転形劇場)
大杉 漣(劇団転形劇場)
カセットを鳴らす男
小野 孝夫(劇団転形劇場)
構成・演出
太田 省吾(劇団転形劇場)
照明
辻本 晴彦
制作
高野 達也(劇団転形劇場)
その他
公演初日の2日前の通し稽古を収録。

上演団体情報

1968年、演出家・程島武夫を中心に設立。1970年より演出家・劇作家の太田省吾が主宰者となる。1970年、転形劇場工房を設置(東京都港区赤坂)。1985年、劇団の拠点を東京都練馬区に移し、稽古場と小劇場を兼ねた転形劇場T2スタジオを開設。代表作品『小町風伝』(作・演出:太田省吾/1977年初演)、『水の駅』(構成・演出:太田省吾/1981年初演)は、国内外で数多くの上演を重ね、大きな反響をもってむかえられた。1985年、紀伊國屋演劇賞団体賞を受賞。1988年、解散。劇団の20年にわたる公演の記録と劇評などは、弓立社+転形劇場編『水の希望 ドキュメント転形劇場』(弓立社、1989年)にまとめられている。

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