獣三作
獣三作
正木円治は、“寝取られ”の性癖を持つ夫婦やカップルとSNSで出会い、公認で依頼者のパートナーとセックスをする活動をしている。
ある日、円治は星野夫婦から、精子提供という名の“孕ませ”の依頼を受ける。悩む円治だったが、認知はしないことを約束し依頼を引き受ける。
医療機関を介さずに精子提供を行う男と、第三者に寝取られる事で愛を確認し合う夫婦の、現在とこれまで。生きづらい世の中を描いた《人と人と人》の物語。
キ上の空論は、2013年に中島庸介の舞台芸術を創造する場として、椅子さえあれば芝居はできる、と始まった個人ユニットです。大きなセットは組まず、役者の肉体と、会話言葉、軽快なシーン転換で『滑稽な人々の生活』を綴っていく。2015年「MITAKA“Next”Selection」選出をきっかけにスタジオ公演から劇場公演に進出。現在は本多劇場や紀伊國屋ホールなどの小劇場をメインに活動している。