父さんと母さんが別々に暮らすことになった、大人の理由はわからない。キレイな月が出ている夜だった、とにかく、ここではないどこかへ行きたいと願うと雨が強く降った。流されてゆくぼくの部屋は舟に変わっていた。何があったのか忘れてしまう程時間が過ぎた頃、舟はひとりのピエロが暮らしている島にたどり着いた。彼の名前はマッテル、僕たちはともだちになった。ふたりで旅に出かけた。
公益財団法人北海道文化財団20周年事業として上演。
札幌で活動する俳優・アーティストの柴田智之と、舞踊家・東海林靖志による演劇+コンテンポラリーダンスユニット。2014年〜 2015年の2年間活動。