闇に蠢く魑魅魍魎、夜が明けると何処へともなく消えていくモノたちの祝祭の踊り。
関美奈子とと共に振り付け、上演したデュエット "All Moonshine"(1989年)の一部をソロに振付し直し、それに吉岡由美子が新しい振付を加えた改訂版。
朝と夜、生と死、光と闇など
対極と見える二つのものは 密接に繋がり、絡まり合って私たちの世界を支えている。
舞台上の二つの砂山と、それをつなぐ赤い光線がその2元世界の繋がりを表現している。
1974年-81年、アリアドーネの會の創立メンバーとして活動(芸名:ミゼール花岡)、海外の公共劇場では初の舞踏公演となる『最後の楽園』パリ公演に参加。88年にドイツに移住。tatoeba-THÉÂTRE DANCE GROTESQUEののち、94年TEN PEN Chii art laborを創立。実験的な作品をつくり続けている。95年から2019年まで、デルタ・ライと共に「eX...it! ダンス交流フェスティバル」を4年毎に開催した。吉岡は肉体を時間の器と捉える独自のボディーワークを「Body Resonance」(共振する肉体)と名付け、世界各国でワークショップを開催している。
田村哲郎と古川あんずが率いた「ダンスラブマシーン」出身の関美奈子と、カルロッタ池田、室伏鴻が率いた「アリアドーネの會」出身の吉岡由美子は、1988年にベルリンで結成された 「tatoeba THÉÂTRE DANCE GROTESQUE」で8年間一緒に公演活動をした。二人の踊りの相違を生かして作品を創作していった経緯、体験や、toatoeba解散後のそれぞれの踊りの進展を、ハノーバーの劇場にしばし
ガルシア マルケスの「100年の孤独」にインスピレーションを受けて創作された作品。また、少女時代、尾っぽのある人類が発見されたという記事を読んで膨らませた夢想とも重なり合っている。この有尾族最後の一人が100光年彼方の惑星に生まれていたらどうなるだろう。生まれた時から一人の人間は孤独を感じるのだろうか。孤独とはネガティブなものではなく、ユニークな唯一であることを引き受け、共同体を超えた宇宙とつなが
eX...it !
1995年から4年に一回 ブルーリン城にてデルタライと吉岡由美子の主催で開催されてきた舞踏フェスティバル最終回のビデオ記録。Ex の接頭語は内から外へ、のベクトルを持つ。experience, exchange, explore, experiment! をモットーに相違を超えて、お互いに切磋琢磨し、それぞれの舞踏の熟成、深化を目指し、毎回、多くの参加者、講師と 共に、時には喧々囂々 口論しながら