囲碁をモデルにした「点転」という架空の競技をめぐる物語。
関西棋院が後援につき、世界初の「囲碁劇」として上演された。
2021年5月に南埼玉の進修館で上演されたものは、会場の使い方と演出が全く違うため、
ツアーというよりは新演出での再演となる。大阪バージョンは、客席もアクティぐエリアも「狭い物置小屋」を舞台にし、観客もその部屋の中に潜んで登場人物を見守る様な表現となっている。
オンデマンド配信。
階は、関西を拠点に活動する劇作家久野那美の作品上演ユニット。
毎回、公演の度にメンバーを募って階を更新し、「〇〇の階」として活動、公演終了後に解散する。上演会場を劇中に取り込んで、虚構と現実、劇の中と外…の境界を越境して広がっていく作品が特徴。「演劇用」ではない魅力的な上演会場も毎回話題になる。
「言葉にできるいちばん素敵なことは嘘をつくこと」をモットーに日常と非日常の混在する会話劇を創る。詩的で美しい台詞と、見た人によって受け取り方の異なる多面体の物語世界に定評がある。上演台本は、全国の高校演劇大会や学生劇団、アマチュア劇団などにより毎年数多く上演されている。
第5回OMS戯曲賞佳作『パノラマビールの夜』
2014年利賀演劇人コンクール奨励賞
2017年上半期 関西ベストアクト作品部門2位、2018年関西ベストアクト再演部門
第12回せんがわ演劇コンクールグランプリ受賞 など
舞台は閉館している図書館の裏庭。本を返しに来た女、たまたま立ち寄った男、図書館のスタッフにより、虚構の物語の本質=「虚構は人の言葉を通して遠くへ、そして未来へとひそかに自らを運び、多様性に耐え得る社会を作っている」という内容が「虚構の遺伝子」という言葉をキーワードに語られる。
映画館の常連の観客に「映画をモチーフにした演劇」を見てほしくてて立てた企画。映画館の内外スペースをそのまま使い、架空の映画館と映画祭を立ち上げた。映画という「複製芸術」についてファンタジックに考察した作品。あらすじ「満席でも必ずいくつか席を空けておくこと」映画館には昔から、そんな習わしがある。今ではほとんど忘れられているけれど、本当は理由があるのだ。それはー
コンビニの帰り道、坂道を転がってくる大きな丸い月に会った。今夜は満月だった。「満月だったんですね。今夜。だからこんなに明るいんですね、」男は満月に話しかけてみた。満月は何も言わない。月は無口な方がいいと思う。何も言わない月に向かって、男は語り続ける。この道をまっすぐ行かないでほしい、その理由を。月は黙って聞いている。聞いているのかどうかわからないけれど、聞いているような気がする。男は語り続ける。や
舞台は山頂の展望台にある寂れたビヤガーデン。その日の真夜中過ぎに、ある星が壊れてなくなってしまうのだという。それを見に集まってきた天文学研究会のメンバーとたまたま通りかかった旅人、ビヤガーデンの女店主が寒空 にビールを飲みながら語り合う。各々の記憶の中にある各々の「壊れた町」が交差する。それは混じり合うことなくそのまま各々の方向へ消えていく。「何ひとつ共有できないもの同士も、一瞬だけ、一点で交差す
