コロナ禍に入り、リモート演劇公演の配信企画を実施。コロナ禍で明るい話を上演してもしらじらしくなってしまう。思いきって悪党を主役にしてみようと、戯曲は『リチャード三世』を選択。全11話で毎週公開した。
俳優それぞれの芝居が注目を浴びたほか、全員が一度も会わずにリモートで撮影を行ったことや、シェイクスピア戯曲のような古典を連続ドラマ化したことなど、発想の斬新さも話題となった。
さいたまネクスト・シアターの有志メンバーを中心に、2019年発足。リモートドラマ×シェイクスピア『リチャード三世』『ヘンリー六世』の無料連続配信や、無観客上演を行った『たかが世界の終わり』のワンカット配信など実験的な企画に挑戦。
2022年以降は、翻訳家・松岡和子氏とともにシェイクスピアの勉強会に多数登壇。
団体名は「歴史の縦軸と横軸の中で、自分の在処を常にチェックしていたい」という思いで命名した。
内田健司が作・演出を担当。震災がテーマとなる話で、劇作にあたり福島県を訪れ取材も実施。“震災という社会的事象に対して舞台芸術関係者はどのような「アクション」をとれるのか。「~しましょう」と行動を強いるのではなく、伝えたい心を舞台上で表現として届けるなかで観客が感じとるものを「アクション」とすることを望み、タイトルやストーリーを明かさずに公演を行った。
前作「リチャード三世」の前日譚として、シェイクスピアの処女作にして長編大作の『ヘンリー六世』を制作。期間はおよそ10か月、総勢約30名の俳優が大作歴史劇に挑んだ。コロナ禍の今、届けたいシェイクスピア作品は、“誰でも、いつでも、何度でも、無料で観られる”スタイルで実施することが最適と判断し、クラウドファンディングを実施。無料配信を実現した。
コロナ渦で閉鎖した彩の国さいたま芸術劇場の稽古場を舞台に、1回限りの本番をワンカット撮影し配信を実施。主人公の最初の台詞「そのうち次の年に僕が死ぬ番になっていた」などの印象的なフレーズ、またこの戯曲の特徴である大量のモノローグ、登場人物たちが感じる孤独や苛立つ姿はやがて、未曾有のパンデミックの最中稽古場に集まった演劇人たちと重なっていく。"演劇が立ち上がるさま"本公演のドキュメンタリー映像も作成・
