表示件数
第三舞台が86年、紀伊國屋ホールにて上演した作品を収録二月二十六日(晴れ)ひとりしりとりをしていたら、セールスマンが来た。ふつうセールスマンは全部追い返すことにしているが話が変なので聞いてみることにする。…HELLO! EVERYBODY! I AM DREAM-SALESMAN.ARE YOU DREAMING?
最近、現実が3つくらいある感じがする。疫病がない社会とか、戦争がない世界とか。で、昔やった、2021年から始まる近未来SFの舞台を思い出した。戦争とか不死とかが現実を蝕む様を描いていた。『no plan in duty』は2015年に吉祥寺シアターで上演された『非劇』の2022年版です。過去の想像や計画や劇が終わらずに混迷していく現状を、日常の住宅街に潜む家に立ち上げてみます。
第三舞台が1995年、パルコ劇場で上演した作品を収録。この舞台は、二つの世界を移動する。ひとつは、いじめにさらされている、中学生の世界。もうひとつは、崩壊にさらされている、ある家族の世界。二つの世界を、行きつ戻りつしながら、物語は進められていく。登場人物たちは、世界の移動と共に、中学生と、家族の構成員という二つの役割を演じる。
第三舞台20周年記念&10年間封印公演として、2001年ル・テアトル銀座にて上演かつて、語られ、今はもう語られなくなってしまった「無数の言葉たち」そこに込められていた「思い」はどこへゆくのか。それは「幻の痛み」のようにうずいている。伝えられなかった思いを持つ人々の心の痛みが、せつない叫びをあげる。
『夜中に犬に起こった奇妙な事件』でトニー賞演劇作品賞を受賞した、脚本家サイモン・スティーヴンスによる2人芝居を日本初上演する。『HEISENBERG』というタイトルが示すように、ドイツの物理学者であるヴェルナー・カール・ハイゼンベルクの「不確定性原理」を下敷きにしたこの作品は、「二つの離れた粒子の運動量や相関関係を正確に測り決定する事は出来ない」という意味を男女の関係性に置き換えて語っている。こう
第三舞台が、1994年に天王洲アイルアートスフィアで上演した作品を収録。たくさんの小集団が潜伏し、団結し、流血し、誰が的で誰が味方かわからない、「もうひとつの日本」。ネット上で密やかに流される「スナフキンの手紙」。美少女アイドルを巡って、日本政府軍と「正しい闘い」を繰り広げる人々のゆくえを描いた、第39回岸田戯曲賞受賞作品。
第三舞台が1990年にBunkamuraシアターコクーンで上演した作品を収録。一人の男のもとに一通の手紙が届く。その手紙にはただ一言『お前を誘拐した』そう書いてあった。一人の男が書いたノートを巡り、人々が交錯する。
第三舞台が1989年、新宿スペース・ゼロで上演した作品を収録。売れなくなった作家・六本木は、最後の勝負をかけた冒険小説を書き始める。小説の中の登場人物たちは障害を乗り越え、目的地である”オアシス”に向かって旅を続ける。謎の黒マントの男に呼び出された六本木は自分の書いた小説の世界に迷い込んでしまう。そして一行に加わり”オアシス”のありかを探し続けた果てに、深層意識に追いやっていた古い記憶を掘り出して
韓国で40万部を売り上げ、21カ国で翻訳された本作は、日本でも多くの書店員の熱い支持を集め、2020年本屋大賞翻訳小説部門の第1位に輝き今も話題となっている。大人から子どもまで、幅広い読者から支持を集めている静かな衝撃作が、舞台作品として生まれ変わる!感情を持たず他人とのコミュニケーションに悩む主人公ユンジェは、ある出来事をきっかけに、不遇な環境で育ち荒々しく振舞う少年ゴニと出会う。対照的な二人の
第三舞台が1991年、紀伊國屋ホールにて上演した作品を収録ある日、一人の探偵事務所を訪ねた依頼人は「いつも同じ夢を見る」と語り始める。いつも夢に見るアノ場所は、いったい何処の砂浜なのか。幸福そうな微笑みをたたえる彼女は、いったい誰なのか。夢でみた風景を探す私立探偵と依頼人。真相に近づくにつれ、二人の現実は夢に取り込まれていく・・・繰り返されるどんでん返しの先に待つ、衝撃の結末とは。
第三舞台が1996年にサンシャイン劇場で上演した作品を収録。ある劇団は決断を迫られていた。誰もいない稽古場で待ち続ける一人の男。 遅れて現れた女から一冊の台本が差し出され、すべては始まる。芝居と現実と過去、「演技」と「演技の演技」、「演技の演技の演技」・・・。「リレーする人」は、前と後それぞれの時代に橋をかける。