ウィリアム・シェイクスピア『ロミオとジュリエット』を原作として、人工知能(AI)による文章生成ツール「GPT-2」が書き起こしたリブレットを元に、足立智美が作曲、あごうさとしが演出したオペラ作品。近代英語のひとつの基準を作っているともいえるシェークスピアのテキストを人工知能によって書き直すことによって、物語の新しい形式を提示する。文化庁芸術祭大賞・サントリー芸術財団佐治敬三賞 受賞作品。
太郎「ピリッとしたもんが食べたいな」次郎「カレーなんてどうでしょう」太郎「なんやそれ」時代は1905年夏。場所は大阪近郊、吹田村にある庄屋屋敷「浜家」の玄関。浜家の家族や奉公人を中心に、屋敷に出入りする村人や、各地を回る薬屋などの姿を活写する。その背景には日露戦争を機に国民国家へ変貌する日本の姿があった――