"1981年、早稲田大学大隈講堂で劇団「第三舞台」の旗揚げ作品として上演された、第三舞台の代表作を、紀伊國屋ホール開場50年記念公演として17年ぶりに上演。 本作は、上演される時期のの世相に沿う形で内容を常に進化させ、再演を行っている。 玩具メーカー「立花トーイ」の世界と、ベケット「ゴドーを待ちながら」を下敷きにした世界を、5人の登場人物が駆け巡る。 "
1981年、早稲田大学大隈講堂で劇団「第三舞台」の旗揚げ作品として上演された、第三舞台の代表作。本作、87年版も含め、当時の世相に沿う形で内容を進化させ、再演を行っている。玩具メーカー「立花トーイ」の世界と、ベケット「ゴドーを待ちながら」を下敷きにした世界を、5人の登場人物が駆け巡る。
2011年に上演された、第三舞台の封印解除&解散公演。遠い未来、地球人の支配下にある惑星アルティア65を舞台に、地球人とこの星の関係、それぞれの過去、多くの謎が交錯する。スピード感あふれるセリフ回しと場面転換、シリアスと笑いの境界を自由奔放に行き来する唯一無二のエンターテインメント。
第三舞台が、1994年に天王洲アイルアートスフィアで上演した作品を収録。たくさんの小集団が潜伏し、団結し、流血し、誰が的で誰が味方かわからない、「もうひとつの日本」。ネット上で密やかに流される「スナフキンの手紙」。美少女アイドルを巡って、日本政府軍と「正しい闘い」を繰り広げる人々のゆくえを描いた、第39回岸田戯曲賞受賞作品。
第三舞台が86年、紀伊國屋ホールにて上演した作品を収録二月二十六日(晴れ)ひとりしりとりをしていたら、セールスマンが来た。ふつうセールスマンは全部追い返すことにしているが話が変なので聞いてみることにする。…HELLO! EVERYBODY! I AM DREAM-SALESMAN.ARE YOU DREAMING?
1991年、イギリス公演を行った第三舞台の『天使は瞳を閉じて』、凱旋公演を収録。放射能や宇宙線によって荒廃した世界。奇跡的に生き残った人間たちの街は、ドーム状の膜のような「透明な壁」に守られていた。住民たちは陽気で優しく、幸せそうだ。そんな彼らを見た一人の天使は、人間になってこの街の暮らしに溶け込んだ。そんな街を、もう一人の天使が見守っている。こちらはいかにも天使らしく、ただ見つめるだけ。変わらな
(フライヤーより)鴻上尚史、久しぶりの新作。今回のキーワードは”救済”と”癒し”。「ども。久しぶりの新作です。今回は少人数の芝居です。/自己啓発セミナーや新興宗教ブームが過ぎた後、明らかになったのは、もっとひりひりした”何か”のようです。新興宗教ブームなどを見ていると教祖が新興宗教を作るのではなく信者が新興宗教、つまり教祖を作っているように思えます。/人間の”夢みつづける力”は、一体何を生むのか。
第三舞台が1991年、紀伊國屋ホールにて上演した作品を収録ある日、一人の探偵事務所を訪ねた依頼人は「いつも同じ夢を見る」と語り始める。いつも夢に見るアノ場所は、いったい何処の砂浜なのか。幸福そうな微笑みをたたえる彼女は、いったい誰なのか。夢でみた風景を探す私立探偵と依頼人。真相に近づくにつれ、二人の現実は夢に取り込まれていく・・・繰り返されるどんでん返しの先に待つ、衝撃の結末とは。
第三舞台が1995年、パルコ劇場で上演した作品を収録。この舞台は、二つの世界を移動する。ひとつは、いじめにさらされている、中学生の世界。もうひとつは、崩壊にさらされている、ある家族の世界。二つの世界を、行きつ戻りつしながら、物語は進められていく。登場人物たちは、世界の移動と共に、中学生と、家族の構成員という二つの役割を演じる。
第三舞台が1990年にBunkamuraシアターコクーンで上演した作品を収録。一人の男のもとに一通の手紙が届く。その手紙にはただ一言『お前を誘拐した』そう書いてあった。一人の男が書いたノートを巡り、人々が交錯する。
第三舞台が1989年、新宿スペース・ゼロで上演した作品を収録。売れなくなった作家・六本木は、最後の勝負をかけた冒険小説を書き始める。小説の中の登場人物たちは障害を乗り越え、目的地である”オアシス”に向かって旅を続ける。謎の黒マントの男に呼び出された六本木は自分の書いた小説の世界に迷い込んでしまう。そして一行に加わり”オアシス”のありかを探し続けた果てに、深層意識に追いやっていた古い記憶を掘り出して
第三舞台20周年記念&10年間封印公演として、2001年ル・テアトル銀座にて上演かつて、語られ、今はもう語られなくなってしまった「無数の言葉たち」そこに込められていた「思い」はどこへゆくのか。それは「幻の痛み」のようにうずいている。伝えられなかった思いを持つ人々の心の痛みが、せつない叫びをあげる。
第三舞台が1996年にサンシャイン劇場で上演した作品を収録。ある劇団は決断を迫られていた。誰もいない稽古場で待ち続ける一人の男。 遅れて現れた女から一冊の台本が差し出され、すべては始まる。芝居と現実と過去、「演技」と「演技の演技」、「演技の演技の演技」・・・。「リレーする人」は、前と後それぞれの時代に橋をかける。
(フライヤーより)暑かった。わけもなく切なかった。うれしいのに涙が出た。夕立に打たれた。虹の下で笑った。いろんなことが駆け抜けたあの夏の雲の下に、おじいちゃんはいた。
「日本の劇」戯曲賞2012最優秀賞を受賞したナガイヒデミの作品。東京近郊の町。夜。駅近くのカフェ「澪」。店長兼オーナーの敦志が一人で切り盛りするこの店に、楓太がやってくる。少し遅れて奈津も。三人は四国の農村、澪村で育った幼馴染、中学時代は同じ水泳部の仲間だった。あることがきっかけで、久しぶりに敦志の店に集まった三人。青春時代を振り返りながらその頃の切ない思いがよみがえる。もう恋愛をするような年では
1980年代の小劇場演劇史に残る記碑的な作品。流山児祥:プロデュース、岸田戯曲賞受賞後第一作として第三エロチカの川村毅が新作を書下ろし、黒テント佐藤信:演出、宇崎竜童:音楽、島次郎:美術で、1986年10月、用賀駅前の2000坪の広大な野外で繰り広げられた大スペクタクル野外劇。塩野谷正幸、若松武、斉藤晴彦、室井滋、北村魚、小宮孝泰、小須田康人、深浦加奈子、美加理、有薗芳記、南雲京子といった小劇場界