昭和38年(1963年)、秋の東京。オリンピア・スターパークは、アジア圏初のオリンピックとして、国を挙げて準備に余念のない東京五輪に合わせ建設されたホテルも備えた複合娯楽施設。
12月の開館を前に、施設の宣伝のためにプレ・オープン・パーティは行われていた。しかし、この施設の施主だった実業家・諸星光作(山崎一)は既にこの世にいない。その遺志を継ぎ、娘・瞳(小池栄子)が切り盛りしており、瞳のいとこ・丸山窓子(緒川たまき)もスタッフとして働いている。
余興に招かれた奇術師・上妻ツマ子(高橋惠子)、テレビタレントの道下ユカリ(趣里)とマネージャーの下倉渡(近藤公園)瞳の元夫である木ノ内是晴(井上芳雄)と母・鳩(犬山イヌコ)は、パーティの翌日も施設に留まっている。この日は是晴と若き婚約者・大東結(松岡茉優)の婚約パーティがあるのだ。結の恩師の八雲浜二(山西惇)、是晴の弟・清晴(瀬戸康史)と彼に強引につれてこられたらしい通りすがりの男・船橋(山内圭哉)の姿も。しかし、祝いの場は、どこかギクシャクした空気が漂い、瞳の現在の夫。大門真(生瀬勝久)がさらに剣呑な空気を漂わせる。
思いとは裏腹の言葉、不意に爆発する感情。心のざわつきが次第に高まるなか、オリンピア・スターパークに奇妙な「客」が現れる──。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
俳優、ミュージシャン、クリエイターなど幅広いジャンルのマネジメントと、舞台制作、音楽制作、映像制作の3つの柱を中心に展開する芸能プロダクション。
舞台製作では企画から宣伝、運営まで一貫して自社で行い、多彩なキャスティングによって小劇場からミュージカルまで多種多様な舞台を製作している。
2008年から劇団ナイロン100℃の公演製作およびケラリーノ・サンドロヴィッチのマネジメント業務を担う。
2011年から東京・渋谷にて劇場・CBGKシブゲキ!! を運営している。
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