演劇
アーカイブのみ

紛れて誰を言え

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紛れて誰を言え

長野県のとある村にある公民館。近隣との合併により村が二つに分かれるという問題を抱えながらも、毎年恒例のお祭りの準備をする若妻会の女たち。御神輿の飾りを作ったり、男性が舞を舞うための男性器を模した木の棒に赤い絵具を塗り直しながら、女たちの戦いは静かに始まる。認知症の親を抱えた妻、シングルマザーとして子を生む女、その子の父親が自分の夫ではないかと疑う妻、彼女たちは激しい言葉を用いて相手を攻撃する。村が分かれるという大きな問題で男たちが戦う中、女たちの戦争は日常にあった。
初演は2002年、青年団若手自主企画の公演として高い評価を得た。2004年の再演では、東京、松本、弘前にて上演し、前作を超える完成度は各地で髙山植物園の認知度をあげた。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
収録日
2004/9/2(Thu)
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
2004/9/1(Wed)~2004/9/19(Sun)スタジオ・デネガ(青森県)
2004/9/1(Wed)~2004/9/19(Sun)こまばアゴラ劇場(東京都)
2004/9/1(Wed)~2004/9/19(Sun)まつもと市民芸術館(長野県)
出演者・
スタッフ
西牧忠雄
永井 秀樹(青年団)
塩原美香
渡辺 香奈(青年団)
北川はるか
鈴木 智香子(青年団)
西牧まゆみ
木崎 友紀子(青年団)
上条亜希子
根上 彩
北川徹
坂本 和彦
中田麻紀
工藤 倫子(青年団)
演出
髙山 さなえ(青年団)
劇作家
髙山 さなえ(青年団)
美術
斎田 創
照明
松本 明奈

上演団体情報

髙山植物園は青年団演出部に所属する髙山さなえが主宰し、作・演出を手掛ける団体である。
美しくも醜いむき出しになる女性の姿とその光と影を丁寧に滑稽に描く。その滑稽さは時に落語のようだとも評され、愚かな女性を取り巻くより愚かな男性の姿と共に、様々な角度から粘り強く綴る筆力に定評がある。
2001年から9作品の公演を行い、2018年3月には髙山さなえが戯曲『馬留徳三郎の一日』で第7回近松門左衛門賞を受賞。受賞作は平田オリザの演出により、青年団プロデュース公演として東京、兵庫、長野にて上演された。

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