演劇
アーカイブのみ

善人の条件

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善人の条件

ところは関東のある小都市、某不動産会社のバックアップで、リゾート開発をめざしていた保守党の市長が、愛人宅で急死した。
後援会が後継者選びに苦心する間に、反対派閥の県議がはやばやと立候補を宣言し、不動産会社もそっちへ寝返る。あわてた市長派は、大学助教授である市長の娘婿に白羽の矢を立て、東京から呼び戻した。
理想家肌の助教授は、教育文化都市の建設を説き、クリーン選挙を条件として立候補を承諾した。ところが選挙参謀や後援会が活動をはじめると、すべてはカネ、カネ、カネである。助教授は抵抗するが、金権選挙の風土には勝てず、不本意ながらどろどろの事前運動にまきこまれてしまう。
やがて、助教授夫人の不倫をあばく怪文書がばらまかれた。助教授の家庭は破綻寸前となるが、選挙カーの上ではおしどり夫婦を演じなければならない。助教授は身も心もボロボロになって行く。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
有限会社 青年劇場
収録日
1988/9/9(Fri)
権利処理状況
アーカイブのみ
上演分数
149分
映像分数
149分

作品情報

上演情報
1988/9/9(Fri)~1988/9/13(Tue)朝日生命ホール(東京都)
1988/9/15(Thu)~1988/9/18(Sun)本多劇場(東京都)
1988/9/19(Mon)~1988/9/20(Tue)前進座劇場(東京都)
1988/9/22(Thu)~1988/9/22(Thu)浅草公会堂(東京都)
1988/9/24(Sat)~1988/9/24(Sat)大田区民プラザ(東京都)
出演者・
スタッフ
牧原善彦
千賀 拓夫(青年劇場)
牧原房子
上甲 まち子(青年劇場)
牧原悦子
石橋 美智子(青年劇場)
清川いさ子
小竹 伊津子(青年劇場)
柳田邦子
菅原 修子(青年劇場)
柳田謙
葛西 和雄(青年劇場)
岸本信吾
北上 信(青年劇場)
佐々木英子
北上 奈緒(青年劇場)
服部通夫
杉本 光弘(青年劇場)
綱島五郎
後藤 陽吉(青年劇場)
葛西富子
小泉 洋子(青年劇場)
蟻田恒男
青木 力弥(青年劇場)
進藤保
和泉 宏明(青年劇場)
片岡富士男
西沢 由郎(青年劇場)
藤村良策
森 三平太(青年劇場)
藤村キクエ
守川 くみ子(青年劇場)
村上宗寿
中村 裕(青年劇場)
瀬尾はやみ
藤井 美恵子(青年劇場)
中西小百合
野武 久実子(青年劇場)
芦川れい子
鷺坂 里香(青年劇場)
脚本・演出
ジェームス 三木
舞台美術
園 良昭(東京芸術座)
照明
横田 元一郎(ライティングユニオン)
音響効果
石井 隆(青年劇場)
演出助手
松波 喬介(青年劇場)
舞台監督
宮崎 靖(青年劇場)
制作
福島 明夫(青年劇場)

上演団体情報

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
1964年日本新劇界のパイオニア、秋田雨雀と土方与志に戦後教えを受けた俳優・演出家が中心となって結成。今日の社会を描く現代劇の創造を進める一方、青少年のための優れた演劇の創造を追求し、2024年には創立60年を迎える。また、小劇場企画として「戦後日本演劇が生み出した秀作」の掘り起こしにも挑んでいる。現在、年間3~4回の東京公演及びスタジオ公演、50~100回の地方一般公演など一般観客を対象とした公演と、年間100回程度の学校公演や子ども劇場での公演、文化庁委託「舞台芸術による子供の育成総合事業」公演など、年間200回近く、延べ観客10~15万人という公演活動を行っている。近年は学校での公演数が減少の傾向にあるが、様々な公演の形を追求し、青少年劇場公演の充実に努めている。また、1978年には「夜の笑い」と「かげの砦」の舞台成果に対し、第13回紀伊國屋演劇賞団体賞受賞。1980年「夜の笑い」がフィレンツェ第13回国際演劇祭に招聘され参加。2002年「17歳のオルゴール」で、アシテジフェスティバル・イン・ソウルにフリンジ参加。2005年「銃口~教師・北森竜太の青春」で韓国14都市を巡演(日韓友情年記念事業)など、国際交流にも努めている。 劇団構成は20代から80代まで、劇作家・俳優に加え、制作部門や演出部門の専門家約20名も有し100名近いメンバーが年間を通して演劇活動に従事している。

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