演劇
アーカイブのみ

抱擁ワルツ

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抱擁ワルツ

太田省吾が、初期作品以来の「老い」の主題を敷衍して手がけた作品。登場人物は「老人1」「老人2」「少女」「母」など17人。中心人物の一人(老人2)が、母音でしか発話することができないという設定をもつ。ドラマは、二人の老人(老人1、老人2)による性的な記憶と幻想をめぐって展開する。一種の失語状態に陥った二人の声が、ワルツに搔き消されるところで幕切れをむかえる。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
劇団転形劇場
収録日
1979/11/30(Fri)
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
1979/11/6(Tue)~1979/12/23(Sun)転形劇場工房(東京都)
出演者・
スタッフ
老人1
品川 徹(劇団転形劇場)
老人2
瀬川 哲也(劇団転形劇場)
少女
佐藤 和代(劇団転形劇場)
鈴木 理江子(劇団転形劇場)
本屋
大杉 漣(劇団転形劇場)
少年
辻上 彰二(劇団転形劇場)
増田 再起(劇団転形劇場)
小野 たよ子(劇団転形劇場)
老婆1
牛山 君枝(劇団転形劇場)
老婆2
真砂 恵津子(劇団転形劇場)
老婆3
小針 和美(劇団転形劇場)
兵隊1
生沢 伸行(劇団転形劇場)
兵隊2
笹島 博文(劇団転形劇場)
兵隊3
津田 好一(劇団転形劇場)
慰安婦1
安藤 朋子(劇団転形劇場)
慰安婦2
大谷 洋子(劇団転形劇場)
慰安婦3
広瀬 朋子(劇団転形劇場)
作・演出
太田 省吾(劇団転形劇場)
照明
辻本 晴彦
制作
高野 達也(劇団転形劇場)
その他
追加公演を収録。

上演団体情報

1968年、演出家・程島武夫を中心に設立。1970年より演出家・劇作家の太田省吾が主宰者となる。1970年、転形劇場工房を設置(東京都港区赤坂)。1985年、劇団の拠点を東京都練馬区に移し、稽古場と小劇場を兼ねた転形劇場T2スタジオを開設。代表作品『小町風伝』(作・演出:太田省吾/1977年初演)、『水の駅』(構成・演出:太田省吾/1981年初演)は、国内外で数多くの上演を重ね、大きな反響をもってむかえられた。1985年、紀伊國屋演劇賞団体賞を受賞。1988年、解散。劇団の20年にわたる公演の記録と劇評などは、弓立社+転形劇場編『水の希望 ドキュメント転形劇場』(弓立社、1989年)にまとめられている。

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