姉妹の実家の階段。
女教師の職場である中学校の階段。
母親を預けた老人ホームの階段。
階段を舞台に繰り広げられるアラフォー女性の物語。
一度は家を出て再び出戻った母親に似ている姉と、家を守ることだけに人生を捧げた父親似の妹。二人の間の確執は、母親の介護とともに深くなる。
教師の仕事に熱中するあまり婚期を逃した女性と、義理母の介護と娘の登校拒否で教師の仕事がままならなくなっている女性。二人の教師の交流と相容れなさ。
一人暮らしの不安からペットに愛に注ぐ派遣社員の女性。
環境がプラスに増えていくことを願いながら、一つずつ手離していくしかない5人の女性たち。
それでも、彼女たちは、”赤い靴”を脱ぐことができない。欲望は満たされることなどなく、求め続けるしかないのだ。
女だけの饗宴は、狂おしく、自分という役を演じながら、闇の深さに沈んでいく。
1996年から2007年までの11年間活動した劇団「南船北馬一団」から、棚瀬美幸の演劇ユニットとしての「南船北馬」へと移行。
2009年10月に「それでもワタシは空をみる」で再出航公演を行う。同作品が2011年11月には上海国際現代劇フェスティバルに招聘され中国・上海でも公演。
2020年に大阪から沖縄県石垣市へ拠点を移す。
