「菓」は植物の生態からインスパイアされたものをテーマとし、坂田有妃子の父親の死に感じた想いも重ね合わせた。たとえば植物が成長していくときに出す「エチレン」というフェロモンは、秋の紅葉など葉が色づく現象を起こす。それは目には見えない植物同士の信号のようで、ささやいている言葉のようにも感じ、そして植物同士の猛烈な競争や駆け引きが起こっているようにも捉える。繰り返す生死をミクロの視点から切り取り作品にした。
2021年坂田有妃子主宰のダンス・アートの制作団体 「UNIca(ウニカ)」設立。団体名は スペイン語で「唯一の 奇妙な とっておきの」という言葉に由来する。創作論は身近なものを過度に見つめて、その現実の延長の上にさらに想像したものを足す世界をつくる。主なダンス作品「Music from the other side」(2022)「Re:awayness」(2022)「菓」(2023)「ANTIPIOL」(2025)
