城は「まつろわぬ民」と呼ばれた蝦夷に対処する軍事拠点であると同時に大陸の新興国・渤海ぼっかいとの交流の窓口。さまざまな人々が集う。都から派遣された坂田麻呂と娘の多可子、渤海の使者・叙俊と妹の淑明。そして蝦夷の若者・コダマと親友のウタヒコ。立場や文化を超えた心の交流が生まれ、そして許されるはずのない恋も。
古代の秋田を舞台にしたロマン溢れる青春群像。現代にも通じる、むかしむかしの新しい物語が幕を開けます。
わらび座は民族伝統をベースに、多彩な表現で現代の心を描く劇団です。
1951年2月 創立。民謡の宝庫と呼ばれる秋田県仙北市にホームベースを置き、現在5つの公演グループで年間約800回の公演を全国で行っています。
海外公演は、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、ブラジルなど16カ国で行なっています。
南極探検から白瀬矗が日本に帰ってきた。大喜びで出迎える娘の武子。しかし探検隊に莫大な借金が判明。「講演会を開き募金を集める。武子にも手伝って欲しい」と矗。妻のやすは猛反対するが、武子は承諾。3年後、満州の講演会で、日本に反対する暴漢に襲われる。その時助けてくれた若者と恋に落ち、武子は満州に嫁ぐ事に。 遠く離れても互いの幸せを願っていたが、時代はささやかな幸せも許さない。けれど再び家族を結び付ける、
大曲の花火会社のもとに、花火師を目指す女性・蛍がやってきた。社長やその息子のもとで修行を始めた蛍は、大曲の花火の歴史に触れて驚く。今から50年ほど前、大曲の花火を大きく変えた男がいた。「花火の丸い形を破壊しよう。さんかく、しかくの花火も面白そうだ!」大曲を日本一の花火の街にする挑戦の始まりだった。「もっと面白く!もっと感動を!」花火を愛する街で、現代の若き花火師たちが受け継いだものとは―
久保田城完成祝いの余興に早駆け競争が行われ、与次郎の走りっぷりを見た義宜公の命令で、江戸と秋田を結ぶ特別な飛脚集団「狐組」が作られる。秋田の繁栄のために重大な情報を最速で運ぶのが仕事だ。しかし少しでも機密が漏れたら命はない。与次郎は妹のように大切に想うカエデを救う為に狐組に入り、人としての生き方を捨てる。与次郎の行く末を心配するカエデ。争いのない太平の世を目指す政光。愛する義宜公と離ればなれに暮ら
子供の金次郎は思った。「自然は面白い。手をかけただけ応えてくれる!」。本を読んだ。どん底の暮らしから、目を輝かせて世界を広げていった。大人になった金次郎は、小田原藩の家老・服部家に奉公し家政再建を成功させる。「その腕をわが小田原藩再建のためにふるってほしい。手始めに桜町領の復興を。」身分を超えた、藩主・忠真公の人間的な信頼を感じ取り、ついに金次郎は引き受ける。家財・田畑全てを処分し、一家で桜町へ向
