演劇
配信可能

うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-

うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
デザイン:たかくらかずき
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
デザイン:たかくらかずき
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
撮影:雨宮透貴
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
撮影:雨宮透貴
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
撮影:雨宮透貴
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-
演劇
配信可能

うまれてないからまだしねない-I can’t die without being born-

音 も 立 て ず に 世 界 は 終 わ ろ う と し て い る
一瞬だけ空が緑色に輝いてからというもの地球には異変が起こりはじめた。
すべての犬が散歩に行かなくなり、猫は左にしか曲がらなくなった。
すべての花は自ら捩じれて茎にこぶ結びをつくるようになり、カエルはそれまでの倍以上跳ね上がるようになった。
電柱の足場のボルトはどうしてだろう確実に以前より延び、すべての道路標示はさらさらと粉になって方方へ消えた(まるで旅に出るみたいに)。
老人は皆風船のように膨らんで空に浮かび、いつか若者はそれを針で突いて割るだろう。
すべてが着実に、ただし誰にも気付かれないように、そうなっていく。
そして誰も気付かないうちに、着実に、地球から何もかもが消え去っていく。
本当に誰もそれに、気が付かなかった。

視聴方法

(要予約)早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
事前予約フォームより予約の上、ご来館ください。

STAGE BEYOND BORDERS
無償

オンデマンド配信。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
収録日
2014/4/25(Fri)
権利処理状況
配信可能
字幕データ
日本語、英語、仏語、露語、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)、西語、韓国語、独語
映像分数
110分

作品情報

上演情報
2014/4/19(Sat)~2014/4/27(Sun)東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
出演者・
スタッフ
ゴキブリ
大石 将弘(ままごと)
ミサ
熊川 ふみ
カオ
伊東 沙保
あいつ
埜本 幸良
劇作家
山本 卓卓
演出
山本 卓卓
楽曲製作
千葉 広樹
美術監督
たかくら かずき
美術
中村 友美
照明
山内 祐太
音響
高橋 真衣
舞台監督
櫻井 健太郎
演出部
藤江 理沙
衣裳
藤谷 香子
ヘアスタイリング(福原冠)
坂入 小百合
演出助手
木村 和博
広告写真
斉藤 翔平
記録写真
雨宮 透貴
ロビー装飾
杉山 恵里香
当日運営
山下 悠
制作助手
柿木 初美
制作助手
つくに うらら(カミグセ)
制作助手
川口 聡
制作協力
宮永 琢生(ままごと)
制作
坂本 もも
その他
僕は、生きているその間にのみしか作品を生み出す意義を持てないタイプの人間です。だから演劇を選んでいるのだと思います。演劇は(戯曲ならまだしも)演劇は現前にあることを大きく前提とした芸術であるという意味で、僕は僕が死んだ時に僕の作品が残っていることを、素直に想定できないし喜べないだろうということです。未来に価値を見い出せない、ということではありません。未来は常に僕の中で明るく輝いています。それは、どんなに頭の良い人達が、未来は暗いと言おうとしたとしても、です。
今作は、終末の話です。人類が滅びていくかもしれない話を描くわけですから、僕の心は今、いささか暗いです。けれどもその先に、何が待っているのか。それを考えると力が漲ってくるのも確かなのです。うまれてないからまだしねない。確かに明るいものを目指そうとする僕の身体が心が脳が指先があります。
山本卓卓

上演団体情報

舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国・北米からも注目を集める。
『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。
『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞を受賞。

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