罪を犯した女の一生を辿る、滑稽ながら切ない怪作。
現在活動休止中のガレキの太鼓が、「女だらけの人間賛歌」と銘打って行った。
旗揚げ2年目で、口コミサイト全国4位に躍進した代表作の、再演。
アゴラ劇場の前を、キャンセル待ちが長い列を作った。
肩を震わせ泣いたあの子の、人生の物語
ひざまずいて許しを乞えば、どこから始められるだろう
私が何かをやったとて、誰に関係なんぞある
あなたが何かをやったとて、私の目には入らない
泣いてしまえというなら、その方法を教えてほしい
弱音を吐けというのなら、全て受け入れてくれるのかい
甘えるなと君は言う
強く生きろと君は言う
ならどうぞほっといて
どうか私をほっといて
お願いだからほっといて
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額1,045円)
2009年、舘そらみと慶應義塾大学内演劇サークルのメンバーを中心に発足。「人間の孤独」に焦点をあて、たっぷりとした愛情表現で人間を描く。持ち味は少しずれた畳み掛け会話と、軽やかにリアルを切り取る台詞術。新聞にその作風は「徹底的に無責任で刹那的」と評された。劇場での公演以外に、住空間で公演する「のぞき見公演」や観客を巻き込む「巻き込まれ演劇」など多くのジャンルにチャレンジを重ねた。
2016年を最後に、活動を休止。
2021年より、「誰もが名乗れるオープン屋号」として、劇団名のオープン化予定。