演劇
アーカイブのみ

どん底

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どん底

地下の安宿では、今日も朝からたわいない喧嘩が始まる。
饅頭売りのクワシニャー、病身の妻・アンナを顧みない錠前屋のクレーシチ、男爵と呼ばれる男はナースチャーに茶々を入れる。
宿の主人コストイリョフが女房のワシリーサの行方を訪ねに降りてくれば、こそ泥のペーペルと衝突する。
行き場の無い人間達がふきだまるそんな宿に、巡礼のルカが来る。
彼の啓示めいた一言ひとことが、やがて波紋のように宿の住人の心に広がっていく。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
有限会社劇団東演
収録日
1998/12/18(Fri)
権利処理状況
アーカイブのみ
上演分数
164分
映像分数
169分

作品情報

上演情報
1998/12/14(Mon)~1998/12/20(Sun)朝日生命ホール(東京都)
出演者・
スタッフ
コストゥイリョフ
小池 幸次(劇団東演)
ワシリーサ
腰越 夏水(劇団東演)
ナターシャ
村田 美代子(劇団東演)
メドヴェージェフ
土橋 隆弘(劇団東演)
ペーペル
國分 武由(劇団東演)
クレーシチ
津田 英三(劇団東演)
アンナ
鳥光 祐子(劇団東演)
ナースチャ
益田 俊子(劇団東演)
クワシニャー
清石 貴子(劇団東演)
ブブノフ
豊泉 由樹緒(劇団東演)
男爵
土方 優人(劇団東演)
サーチン
池田 勝
役者
笹山 栄一(劇団東演)
ルカ
近石 真介(劇団東演)
アリョーシカ
八木沢 賢(劇団東演)
ゾープ
辰巳 次郎(劇団東演)
タタール人
染谷 聡(劇団東演)
住人
能登 剛(劇団東演)
住人
寺本 匡利(劇団東演)
住人
岸並 万里子(劇団東演)
翻訳
佐藤 史郎
演出
ワレリー・ベリャコーヴィチ(モスクワ・ユーゴザパト劇場)
舞台美術
ワレリー・ベリャコーヴィチ(モスクワ・ユーゴザパト劇場)
照明
ビャチェスラフ・クリモフ(モスクワ・ユーゴザパト劇場)
音響
アナトーリー・ロプホフ(モスクワ・ユーゴザパト劇場)
衣装
イリーナ・ボチョリシヴィリ(モスクワ・ユーゴザパト劇場)
舞台監督
山田 和彦
コーディネート・通訳
佐藤 史郎
制作
横川 功(劇団東演)

上演団体情報

劇団東演は1959年、故・八田元夫(1976年没)、故・下村正夫(1977年没)の両演出家を 中心に東京演劇ゼミナールを発足。1962年に現在の「劇団東演」となる。 スタニスラフスキー・システムの研究と実践を通し、リアリズム演劇の発展と現代社会に鋭く目を向けた創作劇の創造、 近代古典の積極的発掘を旗印に、八田、下村が 交互にその芸術を発表し公演として 品格のある舞台を 創り出してきました。
両演出家が他界した後、1978年に現在の下北沢に本拠地を移し、同時に「東演パラータ」という、小劇場を開設、 創造の拠点を造り 新たな出発をしました。
創造面においても我々の再出発の時、千田是也(劇団俳優座、1994年没)氏が演出を引き受けてくださり、 今までにない新鮮な刺激を 真正面から受け止めました劇団の代表的レパートリーでもあるM・ゴーリキーの「どん底」は 、八田元夫演出で1966年の初演以来全国各地での公演で、東演の「どん底」か「どん底」の東演かといわれるほどに、 そのアンサンブルが醸し出す密度の濃い人間の舞台として定着していました。
1980年に千田是也演出で再創造、その後もたびたび上演されていますがアンサンブルの伝統は脈々と生き続けています。

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