「ヒラカタ」を舞台に、三つの物語が交差する。実家暮らしの青年は終わりなき日常を歩み、交通事故にあった女の子は真夏の団地を歩む、そして「サカナ」と呼ばれる少女は風の中に歩み出した時、物語は喪失と同時に記録される。
京都を拠点に活動する劇団。1999年旗揚げ。劇作家ごまのはえを中心に、芝居/語り/ダンス/民族楽器の生演奏/歌/仮面や布など、様々な舞台表現と「言葉」とを組み合わせて、イマジネーションあふれる舞台作品を生み出している。また、地域の伝承や街の記憶をもとにした作品を多数創作している。主な受賞作品は『ヒラカタ・ノート』(新・KYOTO演劇大賞/OMS戯曲賞特別賞)。『チェーホフも鳥の名前』(第1回関西えんげき大賞 優秀作品賞/北海道戯曲賞大賞)。
父の三回忌に家族が集まる。色々あって弟は姉におチンチンを見せることになった。父の遺影を前に、姉は弟のおチンチンをながめ、涙を流す。涙の意味は誰にもわからない。父の三回忌の夜に、妹は兄と再会する。兄は17年前に交通事故で死んだ。事故があった電信柱のそばで、妹は兄と再会する。妹は33歳になっていた。兄はあの頃のままだ。認めたくない感情がある。自分のなかで居場所がない感情。ちゃんと認めてもらえない感情は
アンデルセンの掌編集『絵のない絵本』をもとに、泊篤志、イトウワカナ、ごまのはえの3名の劇作家が描く多彩な世界。「月がみていた」というシチュエーションで描かれた様々な劇世界を、想像力に乗って旅する短篇演劇集。
舞鶴に生まれ育った姉妹「みちよ」と「すみ」。二人の従姉妹で同じ家に住む「あきえ」。三人の女性の恋模様を、戦前の記憶、戦中の傷、戦後の生活とともに描きます。昭和を駆けぬけ、常によりそって生きてきた女性達の人生の記録。2018年~2020年に京都府舞鶴市で実施した「まいづる物語プロジェクト」。その集大成として執筆されるも、コロナ禍により上演できなかった戯曲『よりそう人』を、劇団で初上演した作品。
日本とロシアに挟まれた島、サハリン。この島に「チェーホフ」と名付けられた街があるのをご存知でしょうか。ロシア人、日本人、朝鮮人、ニヴフやアイヌなどの北方民族――この街に暮らした様々な人々が、ときに国家間の思惑によって翻弄されながらも生活する様子を、アントン・チェーホフや宮沢賢治、かつてこの島を訪れた作家達の眼差しとともに辿ります。
