表示件数
作品について:日本と韓国の二つの劇団が出会い、共同制作した作品『マンナム~出会い~』が生まれました。日韓での長い稽古期間やハードな公演日程をこなしながら、言葉や習慣の違いを乗り越え、共に苦労を分かち合い創造し続けました。五色の幕と切り紙に囲まれた不思議な空間の中で、自然と人間の共生を強く謳い上げた舞台です。
子どもの中に流れている時間はひとりひとり違う。じっくり観察しながら他者を受け入れていく子、好奇心の趣くままいろんなものをどんどん吸収していく子、いろんな人間がいて、色んな気分の時もあって面白い。そんないろんな色の、つぶつぶ、いぼいぼの子どもたちがひとりひとり違う感性で笑ったり泣いたり、ぼーっとしたりしながら観られるような、時間と空間がつくりたいと思って始めたお芝居です。人の声と生の響きを大事にしな
江戸以来の子どもたちの遊びを大人たちが夢中になってやる。それだけのことに客席の子どもたちは熱狂し、そして、僕は、何度も涙してしまった。町のアチコチに空地があって、子どもたちが遊びを工夫していた時代の、なんという想像力の豊かさ。一本の縄や棒が、魔法のように活躍する。だから、舞台の道具はトランクに納まってしまうのである。まさに世界に通じる舞台であった。能・狂言もさることながら、この劇団をもっと世界に送
このお芝居にでてくる少年の名前の「セドリ」というのは、「鉄の小石」という意味です。朝鮮は、きわめて地下資源に恵まれた国ですが、朝鮮のすべての人々が、民族の愛と希望と自信を、ダイヤモンドやルビーのような希少価値の高い宝石ではなく、ごくありふれた「鉄の小石」の名前を持った少年像にこめて、このお話を育てあげたのです。
あらすじ:「ここじゃない、どこかに、オレたちの生きる場所がある!」三匹のネズミたちが大学病院の実験室から逃げ出した。そして、ちょっと元気のない少年元気との出会い。ある日、ネズミたちはふと考えた。「なんとかなるさ」を「なんとかしなくちゃ」に変えよう!それは、少年元気へのメッセージでもある。少年元気と三匹のネズミたちの珍騒動。
この作品の基礎ベースは、今、日本で七十余あるといわれる”大衆演劇”の劇団です。私たちは、その古いといわれ陽かげと思われている世界に、未来という輝きを背負った子どもたちの要求をぶつけてみました。この”突然の陽ざし”に、彼らがどう考え、どう応えるか。その”てんやわんや”の騒動記!大衆演劇+児童演劇=?
あらすじ:世界から神々が姿を消し始め、地上に取り残された魔界の生き物たちは謎の伝説の森に棲んでいました。人間の母と魔界の王の間に生まれた少女シイラは木の精ガワンと共に、この森を守って暮らしていましたが、最近森の様子が変わってきました。村では『輝きの泉』が赤く染まりました。それは、恐ろしい伝説の『竜のとぶ冬』がくる前兆です。さて、シイラは『竜のとぶ冬』をくいとめることが出来るのか……?
4歳のちーちゃんは今日も元気よく遊びに行きます。「いってきまーす‼」 どんぐり拾いにダンゴムシ集め、葉っぱでお面をつくったり…するとそこへ何かが飛んできた。「ぼくは…ちちりん」それは、しゃべる松ぼっくりだったのです。「ぼく、いってきます言うの忘れちゃった…たった一回のいってきますだったのに…」ちーちゃんはちちりんのために、山を登ってお母さんのところに向かいます。もう一回「いってきます」をいうために
この作品は、児童文学者・舟崎克彦さんのすばらしい想像力の世界から生まれた「ガヤガヤムッツリ」と「まほうのパチクリ」の二冊の本から、脚色させていただきました。「ガヤガヤ」と「ムッツリ」と「パチクリ」は、そのキャラクターと欲求がはっきりちがう、身近でわかりやすい登場人物です。その三人の関係の面白さやストーリー展開の楽しさを、子どもたちの目に、耳に、心に、やさしく刺激的にお届けします。
あらすじ:主人公ヒロは小学校4年生。ヒロの日課は、いつもお世話になっている駄菓子屋のばあちゃんの飼っている犬の散歩に出かけること。その散歩はヒロの大切な時間。そう、ヒロの大好きな空想の時間、あるときは洞窟探検、またあるときはヒーローヒロに大変身!ある日、クラスで一番頭のいいマモルの様子がおかしいと思ったヒロは、マモルを空想の世界に誘います。喜ぶヒロに戸惑うマモル。二人の冒険の始まりです。
最近弟が生まれ、なんとなく寂しい思いをしている小学5年生の修一と、一人っ子で毎日塾とお稽古ごとで忙しく、あそぶ時間もない同級生の直人。ひょんなことから二人は、かぶと山にカブトムシを捕りに出かけることになります。クヌギの老木の根本を懸命に探す二人。その時、二人を呼ぶ不思議な声がして…いつの間にか“虫の世界”に入り込んだ二人は、目の前で繰り広げられる虫たちのコミカルで懸命な大騒動に巻き込まれていきます
世界中、人間生活のあるところ、かならず市場があり、そこにはその国の人たちの生活がいきづいています。そこには世界を知り、さまざまな国や民族の生活や文化を知り合う、かけがえのない貴重な場でもあるのです。じいっと耳をすますと、雑踏の中から、世界の珍しい話、ふしぎな話、恐ろしい話、楽しい話、悲しい話が聞こえてきます。
あらすじ:いつも一緒にいる仲良しのサトシとリョウタ。ある日、街で怪しいおじいさんが目の前を通り過ぎます。おじいさんを付けていくと『なるほ堂』という店に入っていきました。あれ、ちょっと待てよ、ここにこんな店あったっけ?二人が中を覗くとそこには変な物や不思議な物がいっぱい!はてさて、『なるほ堂』とは一体……?彼らをまちうけているものは何でしょう。ファンタジックでリアルな冒険の始まりです。
元気で人気者の小学4年生のエイジは、ユニークな同級生たちと楽しい毎日を過ごしていた。しかしある日、偶然が重なり、エイジは「らんぼうもの」のレッテルを貼られてしまう。学校を逃げ出したエイジは、中学生のイサオと出会う。そして決めた。目指すは “かっこいいギャング!” そして、同じクラスのタカヒロとココロとともに大きな夢を叶えるために走り出すのだ!
子どもたちが、みんなぐっすり眠っている真夜中です。どこからか、へんてこなおじさんがあらわれました。このおじさん、実は「明日のおじさん」なのです。毎晩毎晩、子どもたちに真っ白な「明日」を届けるのが仕事なのです。ところが、ある夜、あわてんぼうの「明日のおじさん」は、健太くんの「明日」を忘れてきてしまったのです。さあ大変、あちこち探しまわっていると、健太くんが目をさましてしまい…
(フライヤーより)トランクから出てくるのは、どこにでもあるガラクタの数々。例えば、空きビン、穴のあいたフライパン、たった1本のロープ…。でも、ちょっと、頭をひねって見方を変えれば、どれもこれも遊びの世界の主役となります。西ドイツ・カナダ・中近東・東南アジア・アフリカなど、世界各地の子どもたちに、言葉を越える感動を与えた劇団風の子からのクリスマス・プレゼントートランク劇場☆
ハンスは旅から旅へのいかけ屋(なべやかまの修理屋)ですが、いかけばかりでなく、修繕ものなら何でもござれの腕前です。ある日のことです。井戸ばたで一人の娘がシクシク泣いていました。話を聞くと、主人夫婦は世にもまれなケチンボで、娘は朝から夜遅くまでこき使われ、お給金を催促すると、水車小屋の夜番に行かされるというのです。夜になると、その水車小屋には、おそろしいおばけが出るのです。それを知ったハンスは…
山あいに住む一人暮らしのおばあちゃんの家に引っ越してきた小学校4年生の女の子智(とも)。内気な智は田舎の学校になじめなくなり学校に行かなくなりました。おばあちゃんの家には妖怪あまのじゃくが棲んでいました。ある日友だちになったあまのじゃくの様子がおかしくなりました。智は、あまのじゃくを救おうと勇気を出して、妖怪土蜘蛛の裏山に向かいます。果たして、無事あまのじゃくを救えるのか……?
どんな苦しい時代でも、それをはじき返してきた民衆の力、とりわけ子どもたちは “あそび” の中で文化を再創造し、今に繋げてきたのではないでしょうか。“岐阜”という土地から「遊び、地域、文化、人間」をベースに、様々な遊びをわらべ唄で繋ぎながら、最後には民話を脚色した「はなさかこぞう」を三味線語り芝居でおおくりします。加納の和傘、美濃和紙、岐阜提灯など岐阜の人々がつくり出した技に包まれ、昔を懐かしみ