1976年11月3日、明治大学演劇研究会・螺船のメンバーだった小松杏里・福士恵二・島達也によって結成され、冬雁子が続いて参加。1977年3月、明治大学内の螳螂アトリエにて『軌跡-ロウカス-』(作・演出/小松杏里)で旗揚げ。同年5月、麻布十番の天井桟敷館での公演『軌跡・改訂版』より大鷹明良が参加。以降、小松杏里のオリジナル作品のほか、寺山修司作品(『盲人書簡』77年、『疫病流行記』85年)やゲオルグ・ビュヒナー作『ヴォイツェク』84年、吉本昌弘作『ダブル・テイク』87年なども上演。80年より参加した美加理は80年代小劇場界のアイドルとして人気を博す。また、82年の『聖ミカエラ学園漂流記』を皮切りに高取英作品を続けて上演(『少年極光(オーロラ)都市』83年、『白夜月蝕の少女航海記紀』84年、『フランシスコ白虎隊二万海里』85年)、80年代小劇場演劇界で話題を呼ぶ。83年上演の、映画監督・川島雄三をモデルに描いた『銀幕迷宮-キネマラビリンス-』(作・演出/小松杏里)は戯曲集にもなり、その後も再三上演された小松杏里の代表作でもある。12年間37作品と連続公開ワークショップの活動において、大鷹明良、冬雁子、美加理、長沢壮六、渡辺敬彦、阿部能丸、原サチコ、かんのひとみ、遠藤智恵美、新童龍二、武藤直樹、その他多くの個性的で魅力溢れる役者陣を輩出し、88年3月『螳螂版☆森は生きている(改題:グレシアの森に)』をもって、12年間の活動に終止符を打ち、惜しまれつつ、解散。
上記以外の主な公演:『飛行少年・夢の乙丸』84年、『十月のオラトリオ』85年、『レプリカ』86年、『ストロマトライト』87年
『銀幕迷宮-キネマラビリンス-』は、「幕末太陽伝」「貸間あり」「しとやかな獣」などの作品を残し、45歳の若さで死んだ、奇才映画監督・川島雄三をモデルに、ひとりの映画監督の運命的な死の前日の一夜を描く小松杏里の新作オリジナル作品です。監督カワシマに大鷹明良を配し、陰から妖へと変貌するその妻を美加理が演じ、青白く燃え上がるスクリーンの彼方に恐山の雪景が現出する時、亡霊たちが、闇を引き裂く叫びと共に浮上
それは地球史46億年の記憶を備えた石。ヒトの記憶と共に新しく生まれ育っていく……不思議な詩を口ずさむ少女が棲む石だらけの世界に、ある日、七人の老人たちがやって来た。老人たちが目指す約束の地とは? 少女の正体は? 耳を澄ましてごらん、ほら、石が泣いている……アナタ、記憶ヲ美化シテハ、イケマセン……演劇舎螳螂、初の東京・大阪連続公演で送る小松杏里の「レプリカ」以来約二年ぶりの新作書きおろしSTROMA
「幕末太陽伝」「貸間あり」「しとやかな獣」などの作品を残し、45歳の若さで他界した、奇才映画監督・川島雄三をモデルに、ひとりの映画監督の運命的な死の前日の一夜を描く小松杏里の代表作『銀幕迷宮-キネマ・ラビリンス-』。再演希望が最も高い、螳螂初期の魔界演劇が、今、満を持して下北沢・本多劇場に初登場!
『銀幕迷宮』以来約一年ぶりに下北沢・本多劇場で送る演劇舎螳螂88年第一弾は、今なお児童劇の名作として人気の高いS・マルシャークの『森は生きている』から発想し、近未来を舞台にした小松杏里のオリジナル・ストーリーを元に螳螂役者陣総出演で送る久々のスペクタクル活劇風幻想童話劇『螳螂版・森は生きている』です。※公演終了後、劇団は解散。結果として、これが演劇舎螳螂の最終公演となりました
