Edo Marionette Theatre YOUKIZA

結城座は江戸時代の寛永12年(1635年)に初代結城孫三郎が旗揚げいたしました。
それから380年を超える長い年月を経て、現在 『国記録選択無形民俗文化財』『東京都の無形文化財』に指定されている、日本唯一の伝統的な「江戸糸あやつり人形」の劇団です。

江戸幕府公認の五座の中では、歌舞伎三座(市村座、中村座、河原崎座)は座元名のみの継承となり、残る薩摩座も姿を消してしまい、現在<座>として存続するのは結城座のみとなりました。
現在は、2021年に十二代目結城孫三郎の長男である田中数馬が襲名し、十三代目結城孫三郎まで続いています。

結城座の主な活動としては、歴史ある「古典公演」の他に、書き下ろしや翻訳による「新作公演」があり、新作の中では、役者と人形が同じ劇空間で競演したり、人形遣いが人形を使う一方で生身で役を演じたり、また劇中に「古典」の手法や、これも江戸時代から伝わる「江戸写し絵」(ガラスの板に絵を描き投射する)等を挿入するなど、常に結城座独特の舞台空間を創造し続けています。

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