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創立20周年記念公演「Yamanote7481」3本立てのうちのひとつとして上演。俳優の頭脳と身体を材料に繰り広げられる独特のトレーニング《山の手メソッド》。それをエンターテイメントにまで昇華したのが「jam」。特別ゲストに劇団OB・清水宏氏と落語家・柳家花緑氏を迎え、山の手事情社俳優とのバトルロイヤルが実現した。稽古場のビビッドでゾクゾクするような興奮をたっぷりとお楽しみください。
江戸時代から続いてきたらしい和菓子屋「亀屋権太楼」が、経歴の捏造に端を発した騒ぎで存続の危機に立たされる。新しい社長は評判の人格者。彼なら道を誤らないはずだ。店、家族、そこに関わる人たちの10年間。場所も時間もとばしながら、視点を変えて人々の営みを俯瞰するMONOの新たな試み。善人と悪人の境界線はどこにあるんだろう? 私たちは誰に味方すればいいのだろうか?
ゾウの等身大パペット(人形)で魅せる、人間の女の子に恋をした子ゾウの物語。子どもは、もちろんのこと、パパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃん、の三世代が楽しめる演劇作品であり、歌とダンスの入った、甘く切ない音楽劇。日本の文楽のテクニックを取り入れ、子ゾウの等身大パペットを、三人のパフォーマーたちが時に緻密に、時に大胆に操る。劇中歌は、当作品のために書き下ろしたオリジナルのメロディー。
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チェーホフの「かもめ」を上演中の楽屋。亡霊である女優Aと女優Bが永遠にやってこない出番に備えて念入りに化粧をしている。主役ニーナ役の女優Cが楽屋に戻ってくると、プロンプターをつとめていた女優Dが枕を抱えて現れ、ニーナ役を返せと女優Cに迫るが……。
さよならオレンジ版
過去と未来が錯綜する奇想天外なストーリー一話語るごとに一本ずつロウソクを消し、百話を語り終えて最後のロウソクを消すと、恐ろしいことが起こるという百物語。その百物語を語れなかった少年と、結婚を直前に自分は語ることが何もないことに不安を抱く男の物語探しが始まる。過去と未来が錯綜する奇想天外なストーリーの中、果たして男は物語を探し出すことができるのか。
宇宙堂第5回公演
屋根裏部屋で、一人の老女が死に誘われている。「恋」を待ちながら、人々に忘れ去られた作家。骸骨化した彼女の物語たちが静かに老女を眠りに誘う。 老女が眠りについた途端、トランクを抱えた男と家出の大阪少年がこの部屋にやってくる。男はそのトランクに「恋」を閉じ込めていた。若き日の、叶わなかった不思議な女への恋心。あの女はいったい誰だったのか。 そして老女の物語が息を吹き返す。 時は大正。苔の花粉の舞う夜に
2021年再演版
男性キャストのみによる、ごく小さな日常の一コマを巡る物語。しょうもないけれど、誰もが身に覚えのある小さな「裏切り」を素材とし、信頼とは何か? という胃の痛くなるようなテーマを浮かび上がらせます。とある休日、ロードバイクで旅行に出掛けたサラリーマン五人組は、山深い温泉宿に立ち寄った。ささいなことから言い争いを始める五人。口論は、やがて思わぬ方向に発展していき、遂には修復し得ないほどの混乱に……。
20世紀を代表する画家サルバドール・ダリとその妻ガラの生涯を描いたOFFICE SHIKA PRODUCE「ダリとガラ」。劇団鹿殺しの丸尾丸一郎が脚本と演出を手掛け、前時代の常識を破壊するような斬新なアートを体現し続けたダリの衝動と、生涯を通して彼のミューズであったガラの生き様を多彩なキャストで描いていく。
独り暮らしの老女「ハルさん」は70歳。「イッコ」は小学5年の女の子。好きな人の名前が同じ「新一郎」という共通点を発見して仲良くなったが、少女と老女の意外な事実もまた明らかに……。イッコは学校にほとんど行かず、拒食症になっていること。ハルさんは末期ガンで余命幾ばくもなく、断食して死のうと思っていること。二人には「食べない」という共通点もあったのだった……。 死をどう受け入れるのか? 孤独とどう向き
若き天才科学者たちが集められ、世界的な先進技術を研究する、とある電気機器メーカーの研究所。科学者たちは今、ヒト型のロボットを製造するというテーマに没頭していた。しかし、そこで生まれたいくつかの最先端技術は、アメリカの国防省に売られていたのだった……ずば抜けた頭脳と、子供のような純真で傷つきやすい精神を持つ、若き科学者たちの青春グラフティ。稽古場でのエチュードを重ねて創られた異色作。
十数年ぶりに故郷に戻ってきた女性。「変わらないようで、変わっている」風景を眺めているうち、幼少期の自分に出会う。不思議と鮮明な彼女との出会いは、女性の今後を好転させるきっかけとなった。景色を眺め、思い出しているようで、思い出せていない。「私、小さい頃、タイムスリップ、した。」
精華演劇祭 vol.9 いちげんさん
過去に上演した中・短編作品のベストセレクション。「第六師団」(第16回公演「G・H・Q」2004年)「夏恋~季節外れの林檎と夏蜜柑~」(第16回公演「G・H・Q」2004年)「ロールプレイングゲーム」(第19回公演「ブツダンサギ」2006年)「天覧コント~大森ヘップバーンの「チャンピオン」」(第22回公演「ヘンダーソンVSアンダーソン」2007年)
わ芝居~その弐
昭和3年。天乃屋本家は旦那が事故死、番頭は病死、残ったのは跡取り娘の病弱なシズ一人。病弱な娘には婿の来手がなくこのままでは本家がつぶれると、親戚一同困っていた。せめて一代だけでも繋げれば、何とかなるかもと考え都合のいい男として白羽の矢が立ったのが手代・伊助であった。伊助は断れず、本家の旦那に就任してしまう。計画は順調に思われたのだが…。古典芸能とのコラボ企画として誕生した「わ芝居」シリーズ第二弾。
信じてもらえないと思うのでずっと秘密にしていた話があります。私が体験したちょっと不思議なお話。あの時出会ったモノがなんだったのか、あなたに聞いてもらいたい。信じてもらえないと思いますけど。中西邦子がたった一人でお届けする渾身の一人芝居。
感情の神々・エモ神様から派遣されるおんたろうは、人間の怨念を解消するためにあの手この手でお手伝い。今回おんたろうが降り立ったのは、この春小学校の教師になったばかりの純...だけじゃなかった?!おんたろうは、小学校に渦巻くネガティブエネルギーを下げることができるのか...。
初期天井桟敷の名優、昭和精吾が、天井桟敷から万有引力を率いるJ・A・シーザーが、演劇団・螳螂によって上演された高取英の世界を、我母かほる、高田恵篤、神宮司修たちとともに繰り拡げる詩とエロスの幻惑の空間。全ての演劇ファン必見の夢の企画。
過去に対する後悔と向き合い、新たな人生を生き直すことはできるのか?すべての人に贈る人間賛歌!あり得たかもしれない世界を求めて、過去をやり直していく。後悔を引きずり続けるぼくたちの、戻れない過去を丸ごと一からやり直す《青春記憶改竄コメディ》
大手住宅メーカー杏地ホームズは実力派会長によるワンマン体制が続いていた。社長の裁量が幅を利かせる部署であるマンション事業部での大型取引を成功させて会長に一泡吹かせたいと社長は考えていた。やがてその取引が地面師たちによる詐欺だと知ることになり、社内は大きく揺れる。そして会長は社長の更迭を決意する。しかし社長は裏でクーデタを画策していたのだった・・・地面師詐欺事件をモチーフに企業側の視点で描くビジネス
郵便配達員が手紙を届けに行くと、長い行列が出来ていて進めない。聞いてみると、デパートの倒産セールやパチンコの新装開店、焼肉食べ放題など、並ぶ理由は人によって言うことが違うが、「せっかくここまで並んだのだから」と去る者はいない。やがて列は建物に入って行くが、迷路を歩くうちに、目的ばかりか自分が何者かさえあいまいに・・・。いかがわしい現代社会で生き人間が本物を問いかけ、その不条理性を描く。
1985年に起きた日航機墜落事故を特異な発想と批判的な笑いで描きながら、そこに深い鎮魂の思いをこめた作品。事故から半年後に初演。リアルな形で事故が再現されるわけではなく、虚実の間を縫いながら物語は展開。ラストシーンは衝撃的で、茶の間の壁が一挙に反転し、機体の破片とがれきがなだれ落ち、御巣鷹山の事故現場となる。安全な日常そのものの茶の間が、非日常の事故現場に直結していることを示す。
劇場演劇部
深夜1時、友達とのおしゃべりは話題が尽きずスマホは熱と光を放っている。用もなく開ける冷蔵庫は眩しくて、まもなく窓から差し込む朝日にわたしは辟易とする。朝はすぐ来る。同じとき、光る鱗を持つ魚が青く深い海を泳いでいる。家族はまだみんな寝ていて、私だけが小さい頃にみんなで見た花火をなぜか思い出している。朝6時、支度をするわたしを映す鏡がきらめく。私はさまざまな光を反射して生きている。これは、未来も過去も
現代日本からは時代も場所も遠く離れた世界。街を追われて故郷へ向かう女たちの物語。五人がいるところに旅費と切符の援助は三人分しかないと言われる。本当の姉妹は誰なのか、物的証拠や記憶をたよりに確かめ合うなか、戦争、法やその暴力、また家族を結びつけるものは果たしてなんなのかという問いを投げかける作品。2006年の初演から2023年までに4回の国内再演や翻訳されての海外公演も果たした下鴨車窓の代表作。
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開校50年という節目に廃校する高校。最後の卒業生とかつてその高校に通っていた者の魂たち。出会いがあれば別れがある。「さようなら」の向こうに、何があるのか。そこに残る余韻は、どこにつながっているの。時を超え生死を超えひとつの終焉を共有する人々の、「接続」をめぐる物語。フルキャストオーディションを経て数百名の中から選ばれた24名。2チームによるダブルキャストでお届けします。
一人のマダムの華麗なる人生が、幕を閉じようとしているその夜、屋敷に集まった家族や友人、知人たちマダムはゆっくりと、思い出を語り始めるその人生はやはり華麗だった
高天原乳業の女子社員寮はソフトボール部が支配する伏魔殿!?実業団リーグの絶対王者である彼女たちは今夜も地下食堂に集結する!小劇場界の風雲児「柿喰う客」の最新作は女優9名によるクロスゲーム!栄光の影に隠された悪夢の歴史を暴き出すアンチ・ヒーロー・サスペンス!
パワハラが起きてしまった劇団の稽古場とアルバイト先の往復で疲れ切ってしまった青年を主人公に、どうすればそんな厳しい毎日から抜け出すことができるのかを描いた「ハラスメント・コメディ」
あらゆるものが砂と化した世界に、ただひとつ存在する王国で催される〈最終演劇〉 そこにフラリと現れた詩人の正体は? そして演じることによって息づく旅芸人たちの目的とは? 観ることを義務づけられた王国の観客たちが反乱の声を上げる時、退廃によって呼び起こされた魂の叫びが、今〈真実〉に向けて解き放たれる! 贋物[レプリカ]こそが、真実なのか?
ポツドール vol.15
『愛の渦』(第50回岸田國士戯曲賞受賞)に続く、「渦」シリーズ第2弾。4つの部屋を同時進行で描くポツドール版ラブコメ。恋人のいない男女を引き合わせるパーティから始まり…。本音と嘘が何重にも交じり合った男女9人の恋愛の記録。
こころねっと KANSAI×DIVE プロデュース公演
本作は短編三本で構成されるオムニバス作品。アルコール依存症当事者を描く『わらってゆるして。』。家族に焦点をあてた『やがて窓辺にあかねさす』。ケースワーカーが登場する『SALT』。三つのエピソードを通じ、依存症から立ち直ろうとする人と、それを支える人たちの姿を見つめる。
「現代能楽集」連作
「現代能楽集」の連作の一つで、銕仙会能楽研修所の能舞台で上演。現代演劇、能、音響彫刻、コンピュータ音楽の共同作業で取り組まれた。テキストには、W・B・イエイツの詩劇『鷹の井戸』をもとにした、横道萬里雄の新作能『鷹姫』を基盤にしながらも、他の言語素材も加え、自由にコラージュする形で再構成されている。そして作業の共通の課題としては、〈即興性〉、〈偶然性〉、プロセスの問題に的が絞られ、能を現代に活かす試
『幸福な島の夜』は「最も不気味な他者としての自己」をテーマとする演劇作品。絶対的なものなど何もない現代においては、あらゆるものが少し見方を変えるだけで、見知らぬ不気味なものに見えてしまう。そこでは「自己」という存在すら突如として見慣れないものに感じられ、全く捉えられない、不可解なものとして立ち現れてくる。不安定なものたちが不安定なまま点在するこの世界の「現実」の様相を、寓話的な物語を通じて描く。
朗らかな初日の光さやけく新春らしからぬ、不穏な不穏な時代のお噺。我が国はここを先途と諸外国に対し獅子奮迅の勢いで躍進するも虚しく敗退し、米、英、仏、露によって分割統治されるに致り、国民は臥薪嘗胆、クチビル噛み締め刻苦勉励の毎日であります。さてここに御座すは絵師、記者、軍人、撮影技師、人形師、弁士、等々。自由に往来すること叶わぬご時世の中、鹿児島から天下の米国様にご神木を献上するべく特別に発行された
「ちょっと相談したいことがある」と言われて、あなたはうれしいですか?わたしはあまりうれしくありません。たとえその相談者に特別な好意を持っていたとしてもです。いや、うれしくないどころかむしろイヤです。なぜなら、およそ相談には明るい未来は待っていないから。暗い、深い、なんの音もない穴隙がそこにあるだけだから。 なので、わたしは死ぬまで相談を受けたくない派です。
”貧しい家に生まれた兄弟チルチルとミチルは、幸福の青い鳥を求めて冒険の旅へ出た。”世界中の人々に親しまれた童話劇を幼少期のメーテルリンクが運河の底で体験した「光」の記述をもとに再構成した、モメラス版『青い鳥』。
お笑いのライブで知り合った楠木と菖蒲は、互いの友人を誘って親交を深めて行く。二人の紹介で知り合ったシトロネラとヒソップは恋に落ち、ほどなく結婚式をあげるが、その直後シトロネラは水を飲むと湖になってしまうという奇病に侵される。二人の闘病生活は次第に疲弊しついにシトロネラに死の宣告が訪れる。ボリス・ヴィアン作『うたかたの日々』を大胆にアレンジしSF的世界観をシュールな舞台表現で描いた乱舞する愛の讃歌。
のと☆えれき二人芝居
西暦2040年。人類はアクトノイドと呼ばれる人造人間の発明に成功。しかし、そのプログラムに重大なバグが発見され、アクトノイドは即時回収、その姿は街から消える。 西暦2045年。ある晩起こった殺人事件。容疑者は舞台俳優、山田タロス。被害者は女優。公演終わり、山田の楽屋に一人の男が尋ねる。北海道警察サイバー犯罪対策課、牧内。牧内は山田に二つの疑いの持つ。一つは殺人事件の犯人として。もう一つは回収されず
なんでだろう。この部屋が、どうしても嫌いになれない。繁華街に佇むそのアパートの一室は、隣に建った看板のせいで窓からの眺めがまるで見えなかった。毎夜看板の光が色とりどりに揺れるその部屋で、伊野夏子は死んだ。二十歳を迎える少し前に、彼女はしずかに幽霊になった。数年後。そこに引っ越してきた津島一郎に自分の姿が見えていることに、夏子は気付いた。一朗は恋人を持たず、友人も少なかった。夏子は彼を気に入った─約
地方にある古い家屋。再開発にあたり、所有者をはっきりさせるべく、この家の子孫と思われる数名が招かれたが話はまったくまとまらない。さらに大きな問題が一つ。その中庭にある「大きな石」。この石には謂れがあり、移動することなどもっての外だという。時代が遡って地租改正の頃、同じ場所。そこで暮らす人々はこの場所を新政府に取り上げられるのを阻止するべく、目の前にあった「大きな石」に物語を与えることにする……。
その山と谷の成分を、感情と呼ぶ。雪子の葬儀に、親類や友人は誰ひとり参列しなかった。なぜなら、雪子のアドレス帳に書かれていたものは、すべて架空だったから。そして夫の元には、雪子の綴った日記と自転車だけが残されるのだが、日記帳はなぜか最後のページだけが破り取られており……
「私は他人である」 もう一人の自分が残したメモにはそう記されていた。フリーライターの立原雅人、精神科医の紅谷礼子、そしてゲイ・バーに勤める後藤参三。作家志望の雅人は、時々自分が自分でないような錯覚にとらわれ、礼子の勤める病院を訪れる。そんな折、偶然雅人と再会した参三は、雅人の看護をすることになり、3人は高校卒業以来、初めて顔を揃えることになった。そして...。
シアタートラム ネクスト・ジェネレーション
とある大学。ある学生は希望を持っている。彼女はこれから始まる日々を心待ちにしている。ある学生は失望している。彼女は思っている。「これからはじまる日々は、ちがう」時間が流れる。歴史を数学を哲学を文学を、学ぶ間に時間が流れる。校舎のなかに体育館がある。やがて壊される予定の、やわらかな光のはいる体育館。彼女たちのうちの一人はとてもとてもその場所が好きで、彼女は何かをしようと考えて、考えて、考えて、いる。
演劇をやめて久しい土井は、かつて出演した演劇作品の「演出家」の弟を名乗る人物から、演劇の上演を依頼される。そこで土井が受け取ったのは、アンドレイ・タルコフスキーのある映画をもとに書かれた、演劇と救済にまつわる、一本の奇妙な戯曲だった――。ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム“KIPPU”2024採択公演。
加害者家族のその後を描く。事件から12年を経て加害者本人が家に帰ってくるところから物語は始まる。大きく変わってしまった家族がどのように再生していき、崩壊していくのかということを通して、家族の営みについて考えさせるきっかけとしたい。また、コロナ禍によってわれわれの日常/営みにひしひしと迫り寄り、覆い尽くそうとする不穏な空気感を描いた。
早稲田大学演劇研究会の中の学生劇団として旗揚げた翌年、1985年の作品。本拠地である大隈講堂裏に工事現場用の足場と鉄パイプで作ったテント劇場での上演であった。いわゆる80年代の小劇場演劇ブームの中、俳優のパワーみなぎる身体と言葉で劇団の作風を確立した作品。時代の表層の明るさや疾走感を写しながらもその陰で失われていくもののさみしさまで見据えた劇団初期の名作である。
数年前、映画館で海賊版制作者を捕まえた岡は監督を志し、俳優の相葉とのモキュメンタリーを撮影する。彼らはハートランドという店に立ち寄り、そこで様々な人々と出会う。しかし、店の様子が変わっており、岡は須田という人物がそこにいることを知る。欲求と不確かな存在を描く一夜のフィクション。
けーきゅー。2019年から佐々木が取り組む「呼吸による音楽」プロジェクト。2021年度、譜面”kq”が第21回AAF戯曲賞 最終審査会ノミネート。2022年、冊子とCDでプロダクト展開。2024年、第14回せんがわ劇場演劇コンクール本選にて佐々木自身で上演。譜面は呼吸方法の指示テキストと並走する抽象的な物語で構成されている。耳に集中しながら呼吸を意識的に行うことによる内的な調整作用と、外部との「セ
複雑な人はなんでもない顔をしている。優しさゆえに心の傷を隠し、自分に嘘をついて暮らす人たちが自由を獲得するまでのいくつかの形を、個性ある登場人物たちで描く。曖昧な自意識で生きる華子。夫を介護する愛人。踊る愛人の娘と友人。生きる意味を探す息子。この家族がホームレスの協花と出会うことで変わる、家族の解体と再生の物語。女性の自由を奪う見えない抑圧に輪郭をひき、個人の尊厳が守られる新しい共同体の姿を探す。
ある地方都市。「北原むつ美」が、訪ねてきた「串間ひさ子」に思い出の写真を見せつつ、夫の自慢話をしている。むつ美の夫は福島第一原発の元作業員で、既に亡くなっている。明日はその四十九日にあたる。訪ねてきたひさ子の夫は、今なお原発で廃炉に向けて過酷な仕事に従事する現役の作業員。そこにむつ美の義理の妹「泊川小春」が金を無心しに来る。やがて3人の女たちの話から、原発の廃炉作業に従事する作業員たちの理不尽な日
色彩シリーズ
男はカメラマン。女は耳のモデル。待ち合わせに女はウエディングドレスで現れた。「結婚しましょう!」突然のプロポーズ。逃げ込んだのは、オレンジ色の夕焼けに染まった住宅展示場のモデルルーム。
工場は行き場のないあなたと私が明るく集う不滅の千年王国です孤独に飽きたらさあさああなたもこの工場に生きるもなく死ぬもなく溶けてゆきませんか
1964年(昭和39年)8月12日。津軽海峡で一隻の最新鋭船が産声を上げた。青函連絡船・津軽丸Ⅱ型の2号船、八甲田丸である。姉の津軽丸と妹の松前丸、大雪丸、摩周丸、羊蹄丸、十和田丸と共に「海峡の女王」として華々しく任務に就いた八甲田丸。しかし、栄光は長く続かない。国鉄の慢性的な赤字により、経営は悪化。そして1988年(昭和63年)3月13日の青函トンネルの開通により、青函連絡船そのものが全廃されて
CAMPUS CUP RETURNS
舞台は「菊葉」撮影所。社長は、再起を賭けて新ドラマの撮影を決断した。それにより、現在撮影中のいくつかの番組が打ち切りの危機に? 京都に初雪の降った12月のある日。東京から敏腕プロデューサーが招聘された…。いつも以上にキャラクター重視。いつも以上に見た目勝負。いつも通りのくだらなさ。どこにもない。騒がしい。無意味。時代批評も問題提起も感動も感心も脈絡もない。ただ、笑える。
ブレヒトルネッサンス
劇団創立20周年記念公演。明治初年、「お江戸」から「東京」と名がかわった品川の宿。泣く子も黙る大悪党、剃刀左平次を真ん中に、泥棒と乞食と娼婦たちがくりひろげる三つ巴の仁義なき戦い。「金」と「セックス」の栄光をもとめて、最後に笑う者はいったい誰か?黒色テント「ブレヒトルネッサンス」第一弾。
「大胸騒ぎ」とは、“大騒ぎ”と“胸騒ぎ”を合体させた造語。20世紀に楽をさせてもらった世代が今、社会と生活のド真ん中に居座って21世紀の入口に立った。前世紀に楽をさせてもらった分、今世紀に受け取らねばならぬ責任は大きいのだろうか?いや、楽した分以上の重責を背負うことになるのか?その覚悟はいつ決める?私達の感覚「大胸騒ぎ」は果たして、あの世紀末から10年たった現在、どのように受け止められるのだろうか
「現代能楽集」連作
能の本質的な構造を捉え返し、それを現代に開き、活かしていく「現代能楽集」シリーズの第一弾。主演女優関口綾子に一つの的を絞り、銕仙会能楽研修所の能舞台で上演された。スペインの現代作曲家フェデリーコ・モンポウの「沈黙の音楽」を中心的に用いて、能の老女物の秘曲『姨捨』の世界を身体的に深く読み込み、「現在」の言語素材、視座も加えながら新たな展開が試みられた。
時折、激しい吹雪が吹き荒れる真冬の札幌。終電頃、「西線11条」の電停。東京から仕事で札幌に来たばかりの男が、道路の真ん中にある市電の停車場で、ススキノに向かうために電車を待っていると、そこに一人、また一人、電車を待つ人たちが現れる。現れた人たちは、そこで炊飯器にお米と水を入れ、ご飯を炊き始め、やがて炊飯器からは、仄かに白い湯気が立ち昇る。実在する市電の停車場「西線11条」で、本当にあったかもしれな
三つの部屋でそれぞれ別の取り調べが行われている。どの部屋でも、問い詰める側は「許せない」という「正義」を振りかざし、厳しい追及の手を少しもゆるめない。だが、疑われる側にもまた「なぜ悪い」という言い分があり、こちらにもどうしても譲れない「正義」がある。やがて、無関係だった三つの取り調べに共通する「思わぬ事件」が背後に浮かび上がる。果たして、「誰の言い分が正当なのか?」「正義とは何なのか?」。
作:高橋恵(虚空旅団)&演出:上田一軒(スクエア)コラボレーション作品
試験的に「同性婚」を認める特区となったK 市が舞台。が、LGBT ではなく、同性の友人との「友情婚」が多いという。この街で友情婚しブックカフェをオープンした朋子と美也子。美也子の幼馴染の彼も同性の友人との再婚を反対されていると言う。近親者だけでなく店の常連客まで巻き込んでの議論が始まる。ー だって、憲法にあるやろ?“婚姻の自由”ってー そういう意味じゃありません!街の小さなカフェで巻き起こる、可笑