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劇団創立50周年記念公演Ⅲ
劇団演奏舞台創立50周年記念公演のラストとして上演した本作は、同劇団旗揚げ公演にて上演された同名作品の完全リメイク版。原作は、『ひげよ、さらば』等を世に送り出した児童文学作家・上野瞭氏の同名児童文学。「さむらい」「おとのさま」「山んば」など、飛び交う言葉はさながら時代劇だが、現代社会に生きる私たちに様々なことを考えさせてくれる作品である。
白石加代子「百物語」第二十二夜
筒井康隆「時代小説」は前からやりたかったものである。筒井さんにその旨を申し上げると、「え!ほんとうにやるの?」といった反応だった。つまり「読んでも、お客さんには何の事かさっぱりわからないからやめたほうがいい」とお考えだったのだ。そして実際稽古に入って、これは鴨下信一でないと出来ないものであったと思い知らされた。鴨下はこう語っている。「『時代小説』、これは日本語のリズムで聞くべきものだ。リズムは地口
時は鎌倉、対馬の漁村。昨日と変わらぬ穏やかな一日。異国の襲来が目の前に迫っている事を、彼らはまだ知らない。『30年の充電期間』を経て三谷幸喜主宰の劇団・東京サンシャインボーイズが待望の復活!
冬一番の寒さで全てが凍る深夜、天神では「年に一度の氷菓子祭り」がこっそり開催されていた。冷たく熱く盛り上がる氷菓子たち。ところが祭りの最中にアイスクリスタル姫が消える事件が!「まさか姫が溶けたのか!」と大騒動で溶けそうになる氷菓子たち。「このつぶらな瞳にかけて、必ず姫を探すピヨ!」と、消えたアイスクリスタル姫を探すひよ子侍の冷凍熱愛アイス菓子大活劇が始まる!
要するに、此の世は女で廻っている。故に男が儚く散れるのだと、あるミツバチは云った。■ものがたり今から二百年ほど前、江戸湾の先の先に名もない小さな孤島があった。海と大地の恵みを受け、島民は豊かではないが幸せな生活を送っていた。ところがある時、江戸の豪商大島屋が孤島から続く遠浅にその財力を使い人口の島を作った。埋め立てて作ったその島に洗剤の工場を建てたのだ。「驚くほど白く落ちる」というその洗剤は江戸を
そのものの時めいていた過去と、もう滅ぶしかない未来とを同時に匂わせるのです。しかもそれをたったの十七文字でやってのけようとして、わたしたちは骨身を削るのです。芭蕉を「『人はひとりで生き、ひとりで死んでゆくよりほかに道はない』ことを究めるために苦吟した詩人」と、井上ひさしは考えて書き下ろした、芭蕉一門主流の歌仙三十六句にちなんで綴る全三十六景の一代記です。俳聖・松尾芭蕉役に、歌舞伎に止まらず、意欲的
岸野組がお送りする人情味溢れる時代劇ミュージカル!!こそ泥・金太は自称大泥棒・石川五右衛門の子孫。ところが泥棒としての実力はからっきし、ドジばっかりの現実から夢の中へと逃げ込む毎日。勿論、夢の中ではスーパーヒーロー。だが、それも夢の中だけでのこと。ある夜、偶然助けた記憶喪失の娘、そして執拗に彼女の命を狙う黒衣の殺人鬼。一念発起、娘を守ろうとする金太とそれを支える仲間達。だがそれは、彼らの運命を大き
2017年7月九州北部豪雨災害で甚大な被害を被った朝倉市出身の「舞台処 粋の幸」主宰の石橋半零が、福岡を中心に活躍している若い役者達に呼び掛け、お芝居の力で被災地を盛り上げようと集結して、朝倉市でチャンバラ芝居を上演。老若男女問わず好評を得、舞台を福岡市内に移しほぼ毎年上演活動を続けている。今回は夢と笑いを提供する為、スポーツチャンバラ王道塾を迎え、異種チャンバラマッチ公演を開催。
後に2代目藪原検校と呼ばれる男七之助は7歳のとき流行病で視力を失った。これには深い因縁があり、彼がこの世に生まれる前、父の七兵衛が金欲しさに按摩の杉の市を殺したのだった。視力を失い母に先立たれ父にも逃げられ天涯孤独となった七之助は悪事を尽くして検校の地位まで上り詰める。世間からの尊敬と羨望の眼差しの元、有り余る金で贅沢三昧の日々を送る。だが彼はそんな生活を持余すようになり、ある行動を起こす。
劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が書き下ろし。高度経済成長前夜の、パワーを内包し、どこか不穏でノスタルジックな昭和32年の東京・新宿。混沌とした時代、軽演劇の劇団「三角座」を舞台に喜劇人と彼らを取り巻く人々が織りなす、哀しくて可笑しい群像劇。
室町時代、お家騒動にまきこまれる絵師の狩野元信と、彼を慕う遊女のみや。元信と結ばれず、死んだみやは、香を焚きしめた元信の部屋に、幽霊として戻ってくる。二人の恋愛を軸に、芸術と政治の相克が浮かびあがる。現在は歌舞伎や文楽でさえ行なわれていない、近松門左衛門原作の全編を一挙上演。
日本の伝統的な庶民文化の一つである「民話」には、方言の持っている豊かさや、物語に隠された素朴な教訓、語りの味わいなど、今の子どもたちに伝えたい要素がたくさん含まれています。最近では、映像で「民話」に接することが出来るようになりましたが、画面から一方的に送られてくる「民話」では、語り継がれる良さは極めて少ないと思われます。「とんとむかし」では、一人一人が語り手となり、演者として、生の民話を日本中に語
椿組2017年夏・花園神社野外劇
江戸時代に実際に起こった史実とフィクションをごちゃまぜにして、秋之桜子(西瓜糖)が念願の花園神社の地に描く、歌あり踊りあり喧嘩ありの時代劇ファンタジー!!2017年の夏!!老若男女が楽しめる椿組発エンターテインメント!!今世(いまよ)より二百余年の歳月さかのぼる、むかしむか〜しの物語。鬼山さまと呼ばれる火の山の麓に「鬼の里」がございました。が、ある日、江戸の町から新しい風が吹き込んで来たからさ〜大
劇団「ラッパ屋」の第18回公演として青山円形劇場で初演された、喜劇作家・鈴木聡の代表作。一介の魚屋「八」が、赤穂浪士として討ち入りを果たすまでを描く。
時は戦国。極楽島の海賊たちは、潮の渦巻く瀬戸内海の水先案内人として、ささやかだが自由な暮らしを送っていた。しかし、天下統一を目指す秀吉は、極楽島を瀬戸内海の要塞にしようと、明け渡しを命じてくる。全てを島民の合議(話し合い)によって決めてきた極楽島は、秀吉の配下になる事を拒み、戦う覚悟を決めた。秀吉方は刺客の伝二郎を送りこむが、彼は島の住人の海のように自由で広い心に次第に惹かれ始め、極楽島を救いたい
青年座・セレクションvol.2
昭和二年生まれの流行作曲家の河津昭治には、昭和二〇年八月一五日を境に封じ込めた「過去」があった。教え子で婚約者の悠子は、積極的に安保改定阻止デモに参加するのだが、昭治はその行動についていけない。そんな時、かつての自分と同じように狂信的な右翼思想にとらわれている少年と出会う。昭和三五(一九六〇)年の大政治闘争の渦の中、昭治の思想の振り子は再び大きく揺れ始め、封じこめていたはずのあの「過去」を浮き彫り
劇中講談「大石理玖物語」(旭堂南陵 作)
良妻賢母として名高かった大石内蔵助の妻・りく。彼女の本当の想いはどこにあったのか・・・。上方講談界の重鎮 旭堂南陵の筆による講談台本を元に工藤千夏が新たな解釈を加え一人芝居を書き下ろした。講談師・旭堂南明としても活躍する俳優・天明留理子の「講談に彩られたひとり芝居」。本作は前年2018年夏に近畿最古の芝居小屋、出石永楽館にて行われた「大石りく物語」をバージョンアップして新たな作品として上演された。
道楽者の若旦那、連れは気の良いたいこもち。江戸を飛び出し北の果て、帰郷の思いを心に灯し、流れ流され9年間。歌に踊りにお座敷芸。時代を超える大喜劇。演出家・ラサール石井がついに井上戯曲に挑む!薬種問屋の跡取り息子と連れ立つ幇間。馴染みの女郎の奪い合い、売って売られた喧嘩の果てに、江戸から北へ流亡の果ての生き地獄。抱腹絶倒・奇想天外・驚天動地――。主従二人が陸奥からめざした先はなつかしきお江戸のはずだ
謎の浮世絵師・東洲斎写楽。たった10ヶ月の間に、154点余の作品を残し、忽然と消えた東洲斎写楽、それは…誰?寛政6年(1794)1月。喜多川歌麿(小西遼生)の美人大首絵が大人気の江戸。己の絵で一儲けを企む男がいた。男の名は斎藤十郎兵衛(橋本さとし)。江戸・阿波藩蜂須賀家お抱えの能役者だ。ある日、友人・与七(東山義久・栗山航/Wキャスト)と共に繰り出した江戸の盛り場で、似顔絵描きと名乗る不思議な女・
時代が遺すは事実か真実か。吉良上野介、赤穂浪士、忠臣蔵...正義も悪も、世の中が変われば見方も変わる。歴史のからくりと人間のドラマが交錯する、現代(いま)をも鋭く切り取る物語が東憲司の手で再々演。討ち入り当日、密室でお犬様と炭焼き小屋に隠れていた吉良上野介はどんな思いで首をはねられるまでの二時間を過ごしたのか。吉良の目線から、その知的な興味を駆使して語られるスリリングな舞台運びは、忠臣蔵のもう一つ
隆盛の世、古都。後世にその名が残るか、否か。和歌集の編纂と友情と嫉妬と葛藤とをかしさと。“吾と汝の和歌性の違いであるぞ”栄華極めし歌人たちの、雅なる物語。
子供の金次郎は思った。「自然は面白い。手をかけただけ応えてくれる!」。本を読んだ。どん底の暮らしから、目を輝かせて世界を広げていった。大人になった金次郎は、小田原藩の家老・服部家に奉公し家政再建を成功させる。「その腕をわが小田原藩再建のためにふるってほしい。手始めに桜町領の復興を。」身分を超えた、藩主・忠真公の人間的な信頼を感じ取り、ついに金次郎は引き受ける。家財・田畑全てを処分し、一家で桜町へ向
ローマ帝国の将軍タイタス・アンドロニカスは、ゴート族との戦いに勝利しローマに凱旋する。民衆はタイタスに、空位だったローマ皇帝になるよう要望するがタイタスは固辞し、かわりに先帝の長男サターナイナスを指名する。新皇帝サターナイナスは、捕虜であるゴート人の女王タモーラを妻にする。タモーラはタイタスに強いうらみをもっている。愛人アーロンや息子たちを使い、皇后という立場を最大限に利用して、タイタス一家を次々
桜咲き乱れる頃、東北の、とある田舎の村はずれ、どこからともなく歌声が聞こえてくる。 弥生のあられ 皐月のつゆは 働き者の味方ども しゃれた女房と 馬鹿とのさまは 根気がさっぱど つづかない・・・・・・白い花びらをつけた桜の木に挟まれたあばら家に住む、賢く美しい働き者の娘ちか。娘に一目惚れしたとのさまは、お侍医をお供に、桜の木に隠れて様子をうかがっている。優しいけれども気後れしがちのとのさまは、その
日本が誇る浮世絵師、葛飾北斎。90年間の生涯で3万点を超える作品を残し、そのユニークな魅力は今でも多くの人に愛されています。今回わらび座の舞台では、生涯に渡って「生きる面白さ」を発見し続け、どこまでも納得のいく絵を求め描き続けた人間・葛飾北斎の生きざまを、日本発・オリジナルミュージカルとしてダイナミックに描きます。
久保田城完成祝いの余興に早駆け競争が行われ、与次郎の走りっぷりを見た義宜公の命令で、江戸と秋田を結ぶ特別な飛脚集団「狐組」が作られる。秋田の繁栄のために重大な情報を最速で運ぶのが仕事だ。しかし少しでも機密が漏れたら命はない。与次郎は妹のように大切に想うカエデを救う為に狐組に入り、人としての生き方を捨てる。与次郎の行く末を心配するカエデ。争いのない太平の世を目指す政光。愛する義宜公と離ればなれに暮ら
KERA・MAP『キネマと恋人』(2016、2019年)の舞台となった“梟島(ふくろうじま)”を舞台に描かれる、まったく新たなストーリー。静かで穏やかな暮らしの中で描かれる、“小津作品”への憧憬のような、KERA作品史上、“異色作”。
息子を亡くした美緒は離婚協議が停滞する中、母の三回忌に帰省する。遺された母と、祖母の記憶。たどりつくのは果てしなく続く母娘の軛か、それともー。愛媛の歴史ある建造物を背景にした初演から日本最大級の演劇祭「豊岡演劇祭」の劇場空間に合わせて再構成した作品。劇団UZ初の県外上演作品。
舞台は極寒のアラスカの冬。厳しい飢えにみまわれた集団が全滅の危機に立たされた。グループのリーダーは苦境を乗り切るために、ふたりの老女を棄てる決心をする。棄てられたことで、プライドをよみがえらせたふたりの老女。互いに叱咤激励をしながらふたりの旅ははじまる。
てがみ座 第十六回公演。北斎の異才を受け継ぎ、のちに『夜桜美人図』『吉原格子先之図』を描き出すお栄(応為)、その青春期の物語。【あらすじ】江戸後期、黒船が泰平の眠りを覚ます少し前。お栄は鬼才の絵師・葛飾北斎を父に持ち、物心つく前から絵筆を握ってきた。幼い頃から北斎工房の一員として、男の弟子たちにも引けを取らずに、代作もこなし枕絵も描いてきた。けれど本物の絵師になりたいと肝を据えたとき痛感する。北斎
寧楽のみやこの裏話女帝が玉座にあり続けた煌びやかな時代その秘密こそ千年長寿の鶴の血にある鶴と男に翻弄されて 女らの一念岩をも通す行き着く先は大仏開眼 明日を見据えて昨日を知る今日は何処に これぞ鶴人千里眼
椿組2021年夏花園神社野外劇
1964年の東京オリンピックに向け、急ピッチで作られていた新幹線!戦後日本の復興の証としての国家事業だった。ここ新丹那トンネル工事の現場では難題山積みとなっていた。そこに若い男がやって来て事件が!そして今、箱根駅伝のエピソードと時を越えて繫がっていく・・・。かの昔、熱海の初島に伝わる龍神伝説も!そんな幾つかの「物語」が時空を越えて閃光となり駆け抜けていく!!
僕の名前は羽山走次。8歳で小学校の3年生。それはある日、突然、起こったんだ。お父さんもお母さんも、いきなり子どもになっちゃった。お兄ちゃんも幼稚園児みたいだし、おじいちゃんはまるで赤ちゃん。どうしてこんな不思議なことが起こってしまったのだろう? それはどうも、ぼくの精神年齢だけが大人になった、ということらしい。つまり僕から見れば、精神年齢の低い人は学校の先生だろうが子どもに見えるってわけ。でもどう
「隅田川 森羅万象 墨に夢」プロジェクト企画
オンライン演劇。コロナ禍での「映像配信で実現する演劇体験」を追求した、全く新たな「隅田川物」として表現。江戸時代に隅田川で起きた落橋事故という大惨事。人々はこれを落語『永代橋』に昇華させた。この悲劇さえも笑いに変えて力強く生きる江戸の市井の文化に着目し、歌舞伎『八幡祭小望月賑』など隅田川ゆかりの古典作品群をコラージュ。コロナ禍に苦しむ現代と事故当時を重ね合わせ、カタストロフを乗り越える人間の逞しい
1928年、築地小劇場第80回公演として、土方与志演出で上演。日本新劇のメッカといわれた築地小劇場が生まれて70年を記念して上演。妻の間男を殺した罪で拘留中の老俥夫は、予審判事と現場検証のためわが家に来ると、妻はまた次なる男と逢引きを重ねていた…。1920年代後半の世相と人情の機微を巧みに描き出した日本近代古典、里美弴の傑作戯曲。
江戸三味線音楽の変遷
幕府が開かれた後の江戸の三味線音楽がどのような変遷を辿ったのか文久3年(1863)から明治8年(1875)まで開国を契機に西洋音楽が流入してきますが、一部の音楽を除いて三味線音楽に影響はまだ及びません。お話 竹内道敬清元「貸浴衣汗雷(夕立)」(1865年) 浄瑠璃 清元梅寿太夫、清元清美太夫、清元成美太夫 三味線 清元菊輔、清元美三郎 上調子 清元美十郎義太夫「壺坂観音霊験記 壺坂寺の
井上ひさしが『小林一茶』に続き“俳諧師”を題材に描いた今作は、40年にわたるこの芭蕉の俳人としての人生を、一人語りを中心に富士三十六景になぞらえて全三十六景で描きます。ほぼ一人芝居とは云え、めまぐるしい舞台転換、様々な景を支える黒子とも、芭蕉は絶妙な会話を重ね、その人生を彩り豊かにあぶりだします。苦悩する芭蕉がやがて到達した視点を描くだけではなく、人生の豊かさやその可能性の大きさを伝えています。
椿組2016年夏・花園神社野外劇
ご存知鶴屋南北の「東海道四谷怪談」。作家・立松和平が脚色した台本を西沢栄治が再構成演出。随所に歌舞伎の醍醐味を意識しつつ、野外ならではの仕掛け満載。あの中村勘九郎にして「外波山さんあの隠亡堀のアイデアを使わせて下さい」と言わしめた演出が冴えた作品となった。お岩役は松本紀保が務め話題に。総勢31人で繰り広げられ現在に蘇った江戸の残酷美、悪の華。
慶応二年冬、駿州清水仲町次郎長宅から祝言の歌が聞こえているが、現れた若い渡世人綾太郎は甲州黒駒一党の不穏な動きを告げる。次いで現れた新徴組取締役山岡鉄太郎が徳川の為に一肌ぬげと次郎長を口説くがはねつけられる。婚礼の夜は一転血しぶき散る修羅場となった。宿敵の出入は多数の死者を出して一旦おさまるが、次郎長の怒りはやがて伊勢荒神山の決闘へと発展する。喧嘩出入りに明け暮れる次郎長だが、時代は江戸から明治に
あんず動物紀 [Anzu’ology] Ⅳ
「あんず動物紀」シリーズのうち4作目の古川あんずソロ作品。1991年、東京にて初演。何時間もじっと横たわっているワニの時間感覚にインスピレーションを得て制作された。古川によると、ワニの時間は始まりも終わりもない。顔が赤くなるまで呼吸を止めてみると、その時間が味わえるという。初演時のプログラム:1.チクタクワニの学習 2.法外に無茶に興奮している処女プアプア
桜田門に始まって、京の都では連日連夜の血の嵐が吹き荒れ、とうとう1867年維新回天に至った日本はすっかり身も心も生まれ変わるわけだが…同年、戊辰の戦真っ只中の祖国を遠く離れ、パリで開かれた万博に日本は初めて参加していた。幕府肝入りの日本文化遠征軍。中でも目玉は、当時フランスでのベストセラー「三銃士」を和風に表現しようという、何とも無茶苦茶極まった、名も知れぬ幕末浪人達による「お芝居」の上演だった。
今の時代、人は死に直接出会うことが少なくなっています。ほとんどの人が病院で死に、死ぬ直前は見ていても、それに至る過程をつぶさに知ることはなくなりました。だからこそ、死というものを真正面からとらえようとこの作品を制作したのです。特別な舞台装置や小道具を使わず、俳優の身体と声を表現の手段とし、観客の感性と想像力にダイレクトに訴えかける「素劇」によって観客の想像力が刺激され、生活の中の死の匂いが際立つの
1923年9月1日の関東大震災直後に起こった朝鮮人虐殺事件から2年後の東京が舞台。石崎友久が営む石崎洋服店に住み込みで働き始めた裁縫職人の木下麻子は、周囲の人々と親しくなり、日々を営んでいくが、まだ誰にも打ち明けていないことがあった。また、石崎洋服店の職人や店に出入りする友人知人らも秘密を抱えていた。ある日、麻子は周囲の人々が抱えている秘密を知ることになり……。
ワハハ本舗全体公演
この公演企画としては、シェイクスピア劇専門の旅一座として結成された「青空シェイクスピア座」が、紆余曲折を経て、殿堂のグローブ座で公演が打てるようになった物語を、漫才やダンスやパフォーマンスを劇中劇にふんだんに盛り込みショースタイルありの構成で、一座の奮闘劇を描いた作品です。シェイクスピア作品のタイトルや登場人物をモチーフにワハハ本舗ならではの表現スタイルが楽しめます。
愛媛県松山市の三津地区で100年以上の歴史を持ち現在もなお郷土に愛される旧鈴木邸に借景し、母娘三代を描く記憶と命の物語。時代に翻弄されながら命をつないだ名もなき人間の姿、母子に受け継がれる心身の連鎖。一人の肉体を三人の記憶が通り過ぎていく。
「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」とは・・・教科書には載らないような歴史上の出来事を興味深く面白くエンターテインメントとして表現するシリーズ企画。記念すべきシリーズ第1作の企画は、戦国時代にヨーロッパへ渡った天正遣欧少年使節の生涯を描いた歴史小説「マルガリータ」(村木嵐著)を原作とする舞台公演。EX THEATER ROPPONGIに天使たちが舞い降りる!歴史小説「マルガリータ」とは・・・戦
もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ第6弾舞台は、幕末に初めてアメリカの地を踏んだ日本人と言われ、その後の開国に大きな影響を与えた人物として有名なジョン万次郎の前半生を描く。14才の時に太平洋で遭難し、無人島で助けを待っていた土佐の漁師の万次郎は、偶然通りかかったアメリカの捕鯨船に助けられた。しかし、鎖国中の日本には帰ることが出来ず、そのままアメリカで暮らすこととなる。言葉も習慣も異なる地で、差別
巌流島の決闘に向かうまでの佐々木小次郎の旅を大胆に脚色した本作は、パフォーマンス性の高い作品作りに定評のあるウォーリー木下が作・演出を務め、関西を拠点にパントマイムの第一線で活躍するマイム俳優のいいむろなおきが出演する、身体表現と映像のコラボレーションで魅せるパフォーマンス演劇である。本作は 2008 年に大阪・HEP HALL での初演後、韓国の招聘公演を経て13 年ぶり
舞台「ROAD59 -新時代任侠特区-」
2.5次元ミュージカル/舞台
シシオドリ発祥の地、といわれている三陸の伝承を元にした爽快なサバイバルコメディー。万葉集EDMあり!伊達商人ヒップホップあり!漁民ラテンロックあり!江戸時代の仙台藩を襲った慶長の大津波を題材に、苦境の中、いきいきと前を向く人々を通して、未来を担う子どもたちに「いのちの輝き」を伝えます。三陸沿岸地域は太古から、数多の災難に見舞われてきました。冷害、疫病、飢饉、・・・そして津波。それなのに、なぜ今日ま
平安時代末、父の遺言により仏門に入った少年(後の法然上人)は夜襲にあって討死した父の遺言を受け仏門に入る。比叡山黒谷にこもり悟りを開き、山を下りて、一切の差別を排し、身分や老若男女の区別なく、乱世に生きる人々に仏の教えを説く。やがて範宴(後の親鸞)と出会い、ともに迫害に合って流罪になりながらも様々な出会いの中で念仏を広めていく。
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害を逃れてオランダ・アムステルダムの隠れ家に潜伏したユダヤ人一家の少女、アンネ・フランクの生涯を描いた作品、ミュージカル化
都では、朝廷が二つに分かれて争っていた南北朝の頃のお話です。瀬戸内海の土岐島に、おもんという女の子と八兵衛爺とが暮らしておりました。この爺は、若いころ倭寇として遠く・朝鮮・中国の沿岸で活躍しておりましたが、ある海戦で、瀕死の中国人の女から預かったのが赤ん坊のおもんだったのです。ですから爺やは「おもんのかかやんは、じゅごんになって、西の海へおとうを探しに行っとる」と言いきかせて育てました。それを固く
昭和18年、戦争の早期終結の為には、軍部独裁を強める東條内閣を打倒するほかないと考えた中野正剛。重臣会議により東條英機を退陣させようとするが、その工作は失敗に終わる。逆に造言飛語、倒閣疑惑により警察に拘留されてしまう。10月26日に釈放されたが、憲兵隊の監視付で自宅で監禁される。憲兵は中野正剛を脅迫、自白を強要し議員辞職を迫る。ペンを折られ、言論の自由を封じられ、監禁された中野正剛。しかし、彼には
椿組2013年夏・南木曽公演野外劇
1979年初演。中上健次が33歳の脂の載った時に外波山文明(33歳)と出会い産まれた彼唯一の戯曲作品である。時は南北朝時代。日本の権力は北朝(京都=武家方)と南朝(吉野=宮方)とに別れ内乱状態が続いていた。 その南朝・吉野から、さらに山深く入った熊野の山に「かなかぬち」と呼ばれる鉄の男が、女とその手下達と一緒に暮らしていた。そこへ母を訪ねて旅をしながら彷徨う幼い姉弟。流浪の芸能集団。「かなかぬち」
歌舞伎ミュージカル
井原西鶴原作の浮世絵草子を知念正文が構成脚色。身を焦がす恋に命を燃やした美しい五人の女たちを歌う舞姫、石丸有里子が見事に演じ分ける。人形振り、ひきぬき、けれん……など、あらゆる歌舞伎の手法を駆使し、日舞はもちろん洋舞、アクロバットダンス、三味線の生演奏、肉体でみせる桜の踊り、火の踊り、舞扇の群舞と、盛りだくさんのエンターテイメント作品。
時は明和年間、谷中笠森稲荷の境内に構える茶店鍵屋にお仙が現れた。その美貌に目をつけた大田直次郎は、師鈴木春信に描かせ、錦絵で持って江戸にお仙ブームを起こそうと試みる。一方、浅草寺にお仙と並ぶ美貌、楊枝屋看板娘のお藤がいた。江戸の男それぞれがお藤に思いをよせる。お仙、お藤には過去、何が起こっていたのか?浮世絵に隠された謎は?過去を唯一知る、むささび五兵衛は二人の娘を静かに見守る。やがて過去の事実が明
演劇と茶道を融合させた「お茶会演劇」。『珠光の庵』は、京都を拠点に活動を続ける『劇団衛星』が贈る、一風変わった演劇公演です。茶道裏千家お家元のご支援を受け、2004年夏に京都・誓願寺にて初演。わび茶の祖・村田珠光の物語と、お抹茶・お菓子でおもてなしします。-
慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いで出会った落ち武者と戦場泥棒の浮浪児たち。むささびのお霧、人の心を読み取ることの出来る離れ猿の佐助、腕自慢のずく入の清次、戦場でギターをかき鳴らすキリシタンの望月六郎……などなど個性豊かな面々。のちの真田十勇士である。慶長19年(1614年)、徳川対豊臣の大坂の陣が勃発、智将・真田幸村とともに劣勢の豊臣方として参戦する真田十勇士。豊臣秀頼・淀君母子に寄り添う大坂
生きることは絵空事、束の間の妄想にすぎない。うつつか夢か、光か影か、桜か雪か……真を求めて偽に出会う。舞台は百花繚乱元禄の世。あの「忠臣蔵」が、今、虚実の狭間に蘇る時は元禄。人気役者・沢村宗十郎(藤木直人)は豪商・天野屋利兵衛(生瀬勝久)に、娘のおかる(中越典子)を嫁にしたいと懇願するが、まったく相手にされない。大石内蔵助(橋本じゅん)は、主君・浅野内匠頭(中村まこと)が吉良上野介(粟根まこと)と