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シャークスピア4大悲劇としてあげられる本作である。正義という名の下に復讐劇を演じながら世界の都市を彷徨うハムレット。偽りの狂気で罪なき人をも死に追いやり、他人の姿に己れの姿を写し見て閉塞、苦悩する。
1985年秋、原発にほど近い若狭の寒村・冬の浦。突如アメリカからやってきた娘キャシー・マクレインの出現で村は俄かに活況を呈する。キャシーの母・松宮はつ江はアメリカに渡って結婚し一児を得たが、やがて離婚、娘を残して行方知れずになっていた。その母に会いたくて彼女は母の故郷を訪れたのだった。人ともすぐ打ち解け、フィリピンから来この村の嫁になっているホキとは大の仲良しになる。そして何よりはつ江の父、つまり
今だからこそ、全ての子供たちに触れてもらいたい新美南吉の童話、そのいくつかをオリジナル脚本で描きます。絵本の扉の鍵を預かる「鍵おばさん」が、南吉の生涯に触れながら、まるで誰かの頭の中を覗いているような、楽しい絵本の世界を案内します。今回は「手袋を買いに」、「うた時計」、「花のき村と盗賊たち」をお届けします。演目:「手袋を買いに」「うた時計」「花のき村の盗人たち」
軍国少女であり、軍国の小学校教師であった自分への深い憤りと懺悔。「教育」への限りない理想と情熱を、北森竜太の青春に託して書き上げた三浦綾子の傑作長編小説「銃口」を舞台化。2007年まで全国巡演を続けるとともに、2005年には韓国国内14か所24回の巡演も行った。
妖精と化け物と魔法が織りなす幻想の世界!シェイクスピア最後の戯曲はファンタジックでリアルだ!平成17年度文化庁芸術団体人材育成支援事業
1969年ロンドン。若き実業家マードックが敏腕編集者のラリーを右腕に、落ち目の新聞「ザ・サン」を買収し、権威的で腐敗した新聞業界を打破すべく立ち上がる。野望の船に乗る人材集めにはじまり、既成勢力の圧力との闘いを経て、発行部数を増やしていく「ザ・サン」。そこには通俗に過ぎるという批判もあった。ある時、仲間の妻が誘拐され……。英国新聞界の史実と、鬼才ジェイムズ・グレアムの想像を輪転機に回したスピーディ
劇団青年座創立50周年記念公演 第3弾
生まれついてけもののように生きていくしかない哀しい定めの男たちがたむろする安楽亭。そこに場違いな男がフラリ現れた。「俺は知ってるぜ。この店がどんな店か。」男は酔い潰れ、嗚咽する。ある夜、与兵衛が傷ついた若者を担ぎ込んで来た。身なりからして真面目そうなこの男もまた事情ありのようだ。「いったい、何をしたの。」おみつの言葉に身の上を話し出す富次郎。その時、他人とは関わらなかった安楽亭の男たちの血が騒ぎ始
1951年、瀬戸内の小島。広島で被爆し九死に一生を得た栗原学は、教師の仕事を続けながら将来のことを思い悩む。朝鮮戦争の軍需景気に支えられている島の生活。同僚や東京で働く同級生の言葉。そして教え子の存在…。1957年に劇団民藝で上演され大きな反響を呼んだ傑作を、青年劇場ならではのアンサンブルで、さわやかに描き出す。
いつの時代だって、若者の言葉は『乱れて』いた。いつの時代だって、それを許せないオトナがいた。新旧世代の葛藤をコミカルに描きながら、現代日本の言語状況に迫る知的コメディ。「見れる」「来れる」「食べれる」……日本語の乱れの象徴としてよく話題になる『ら抜き言葉』。現代の若者の話し言葉の乱れを題材にしながら、言葉と生きる姿勢の深いかかわりに着目した傑作喜劇。
1945年6月30日。秋田県の花岡(現大館市花岡)で、強制連行された中国人850人が、鹿島組の残酷な強制労働・虐待に耐えかねて抵抗蜂起するが鎮圧虐殺される事件がおこった。舞台は30年後の1975年、高校教師庄司は生徒たちに語り始める、30年前に何が起こったのかを。
80分しか記憶が持たない数学博士と、シングルマザーとその息子の心温まる交流を描く感動の物語。ミリオンセラーとなった原作を、博士との交流による母と子の心の変化を軸に舞台化。2007年に文化庁の事業に採択され、小規模校などでの上演も実現、子ども劇場、演劇鑑賞会、実行委員会など様々な形態で2010年まで巡演を続けた。また2014年からは外部の演出家による新たな舞台を創り、巡演も行った。
木下順二・宇野重吉コンビによる民話劇の上演。木下順二作「おんにょろ盛衰記」「三年寝太郎」の2本立て公演として〈宇野重吉一座〉ののぼりを立てて全国の市町村を巡演。
コメディーとして、パロディーとして、そしてミステリーとしても、磨きのかかった一級品!カナダ西海岸の港町バンクーバー。黄色人種に対する差別と偏見にもめげず、お互いを助け合いながら毎日を闊達に生き抜く東洋系移民たち。そこで起こった恐るべき事件の闇を、ハードボイルドな一匹狼、私立探偵サム・シカゼが暴く!
1959年ー神田淡路町で出会った青春安保、沖縄返還、バブル経済・・・昭和から平成への四十有余年のそれぞれの時間の行方・・・ニコライ堂の鐘は今日も静かに響き渡る
ごく普通のイギリスの中流家庭に生まれた兄のトムと弟のフィギス。弟のフィギスは心の優しい子で人の気持ちを読み取る不思議な力を持っていた。そんな弟が、ある時奇妙な言葉を喋りだし、「自分はイラクの少年兵だ」と言い始める。フィギスは12歳、トムは15歳。湾岸戦争が始まった夏の事だった・・・。
昭和六十三年度文化庁芸術祭
湖の美しい松江城下、松江藩浅香市之進の妻、おさいは、年頃の娘お菊とわんぱく盛りの息子虎次郎の三人で、主人の江戸詰めの留守をしっかり守っていた。一方「鑓の権三」とうたわれるほどの武芸の達人笹野権三は誰からも愛される藩内随一の美丈夫である。この頃凶作が続き藩財政も苦しく青年武士たちにとっての出世栄達の途はすでに武芸にはなく、茶道などの遊芸にわずかなチャンスを狙うよりほかはない。権三もまた例外ではなかっ
馴染みの人が集まる居酒屋に、旅人のクリスティという青年がやってきて、自分が父親を殺したと告白する。 彼の言葉に、単調な田舎の日々に飽きていた村人達は歓喜し、この流れ者を英雄扱いする。 クリスティは、魅力的な村娘であるペギーンが寄せる好意や村人達の敬意に満ちた扱いに、次第に自分に対する自信を強めていく。 すると、彼が殺したはずの父親が現れ…。
英国の小さな田舎町で平穏な年金生活を送っていたジムとヒルダの老夫婦。ある日突然ラジオから戦争勃発を伝えるニュースが流れ、ジムは大慌てで政府発行の“戦争に生き残るための手引き”と首っぴきで室内用核シェルターを作り始める。ヒルダの方は戦争など他人事、ひたすら家事に夢中でどっちが勝つと思う?など呑気な話をしている。二人にとって戦争といえば第二次世界大戦の思い出だけで核戦争の実感は少しもないが、政府のいう
1928年、築地小劇場第80回公演として、土方与志演出で上演。日本新劇のメッカといわれた築地小劇場が生まれて70年を記念して上演。妻の間男を殺した罪で拘留中の老俥夫は、予審判事と現場検証のためわが家に来ると、妻はまた次なる男と逢引きを重ねていた…。1920年代後半の世相と人情の機微を巧みに描き出した日本近代古典、里美弴の傑作戯曲。
1930年代、アメリカ西部の広大なカリフォルニアの大地。幼い子供のように純朴で無邪気な大男レニーと、聡明なジョージは、ある農場からやっとの思いで逃げ出してくる。いつも面倒を起こすレニーを、持て余しながらも見捨てられないジョージ。二人は、自分達の小さな家と農場を持ち自由な生活を営むという、ささやかな楽園への夢を語り合いながら、次の農場へと向かう。季節ごとの仕事を求めて農場を転々とする渡り労働者の生活
日本を代表する幻想作家・泉鏡花彼の傑作であり、2019年に劇団グスタフで上演した「天守物語」と対をなす作品。シアターグスタフならではの舞台装置で山奥の苔むすような雰囲気を再現。わたなえベ佳英の脚色、演出家抱晴彦による演出、和楽器の生演奏で、新たな表現で泉鏡花の幻想世界の魅力を伝えるとともに、美しい日本語の響き、その魅力を伝えていく。【あらすじ】かつて妖怪と人間との間で交わされた約束が時を経て伝説と
盲学校を出たばかりの20才のアニー・サリヴァンは、ケラー家からの要請を受けて、家庭教師として北部からやって来る。娘のヘレンは乳児のころに熱病に冒され、視力と聴力を失い、ことばも獲得できないまま、野性児のように生きていた。親たちは施設に入れようとも考えたが、あまりの環境の悪さに諦め、人間として何も通じないヘレンを持て余している。しつけを期待する親たちに対して、アニーはヘレンに言葉を教えようとする。「
『雨月物語』をモチーフに現代社会に迫る作品。「いかで浮木に乗りつも、しらぬ国に長居せん。葛のうら葉のかへるは、此の秋なるべし。心づよく待ち給へ」と、妻・宮木に言い残して、夫・勝四郎は旅立って行った。これが事件の発端である…
バルニエ石鹸の社員クリスチャンは、会社の機構を見事に操って大金をつかみ、社長令嬢に求婚する。ところが彼が「社長令嬢」と思い込んだのは人違いで、本当の社長令嬢は運転手と熱い仲。しかも子供まで出来ているとあって父親のバルニエ社長は大弱り。そこへ玉の輿で男爵夫人となって家を出て行くお手伝いが、カバンを取り違えて出て行ってしまう。カバンには会社の裏金が入っていたため、バルニエ社長の困惑は絶頂に…。
この夏ワケあって離婚した堺トシオと、息子マサアキとの“2人だけの夏休み”がはじまった…忙しさにかまけて、かえりみることのなかった息子の存在にとまどう父。2人の関係を修復しようと努める父親の身勝手さに、反発する息子。子どもの頃、ジャングルジムから落ちてケガをして以来、夢見ることをあきらめて生きてきたトシオは、心から願う。「あのひざの皿を割った、夏休みのあの日からやり直してみたい」そして、あの夏と同じ
そこは、日本海に面した温泉街。海と反対方向に車を走らせれば、桜山という低い山があり、春ともなればその名の通り、満開の桜が咲く。その温泉街にある小さな旅館「コウノ」。田渕鶴吉は長男・礼王が到着するのを待っている。先に着いた娘夫婦たちはそれぞれの時間を過ごしているらしい。鶴吉はガンだ。遺言状を書くために子どもたちを旅行に誘ったのだ。穏やかに話そうと思っていた鶴吉の思いとはうらはらに騒動を持ち込む子ども
18世紀のフランスの修道院。貞潔・清貧・従順を神に誓い、神の花嫁となる修道女。その戒律を拒否した娘シュザンヌは、社会から、そして家族からも見捨てられ閉ざされた修道院の中で、自由を求める闘いを始める。
近代日本文学新説上演 第二弾
明治19年、盲人の三味線奏者・春琴の⾨弟・佐助は家を出た折、烏に目玉をくり抜かれた若い鶯と出くわし春琴の家で飼うことに。若い鶯は、先住の老鶯から自分の鳴き声と名前を継ぐよう迫られるが、春琴の三味線と老鶯の美しい声に魅了され芸道にのめり込んでいく。⿃籠での“鳴き方指南”は、春琴が⾨弟達につける厳しい稽古に酷似していた。その中で若い鶯は主・春琴と⾨弟・佐助、⼆⼈の数奇な⼈⽣を知ることとなる……。
「汝殺すことなかれ・・・また、おのれの如く汝の隣人を愛すべし」このイエスの言葉を素朴に信じて召集を拒み、戦争に反対した片倉友吉。彼は、名もない一介時計工場の労働者である。だが、大戦の遂行か下にあっては言うまでもなく非国民扱いであり、死よりも過酷な罵倒と拷問と脅迫が彼を待ち受けていた。さらに彼だけにとどまらず、周囲の人達をも巻き込んでいった。父は自殺、弟は職を追われ暴死。そして母親が、妹が、友人たち
ロシア文学の古典的名作、トルストイの長編小説「アンナ・カレーニナ」を大胆に脚色したヘレン・エドマンドソンの斬新な台本を上演。劇団民藝創立50周年記念公演の第一弾。
慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いで出会った落ち武者と戦場泥棒の浮浪児たち。むささびのお霧、人の心を読み取ることの出来る離れ猿の佐助、腕自慢のずく入の清次、戦場でギターをかき鳴らすキリシタンの望月六郎……などなど個性豊かな面々。のちの真田十勇士である。慶長19年(1614年)、徳川対豊臣の大坂の陣が勃発、智将・真田幸村とともに劣勢の豊臣方として参戦する真田十勇士。豊臣秀頼・淀君母子に寄り添う大坂
新劇100年Ⅱ 珠玉の一幕劇集
時は天保8年、江戸麻布の岡場所に生きる娼婦、宮城野のもとを、なじみの見習い絵師、矢太郎が訪れる。しかし今夜はその様子が少しおかしい。二人の会話は虚実入り交じってとりとめなく、謎が謎を呼んで夜は更ける。果たして聖母はユダの救いと成り得るか?後の傑作「写楽考」「北斎漫画」「淫乱斎栄泉」など浮世絵三部作の先駆けとなった、珠玉の短編二人芝居。
1954年民藝初演のアーサー・ミラーの傑作戯曲。1984年は滝沢修の新演出・主演で5度目の上演、文化庁移動芸術祭をふくむ全国公演を続け、翌年1月には東京でアンコール上演。
1980年代という大きな時代的変化を何とか生きようとする中年世代の生の感覚――それと新劇の老劇作家とキャリアを持った女優たちの現在を重ねてみるというプランのもと太田省吾が書き下ろした1990年の『木を揺らす』。出演していた俳優たちが、何年か毎にくりかえし演り続けたいという提案が実現した作品。しかし4年の歳月はかなりの変化をもたらす年月であったため、書きかえを重ね『木を揺らす-2』となった。
三組の家族が直面する「老い」を巡る出来事を書く!高齢化社会といわれて久しい今の日本で起きている、免許返納・介護や認知症を巡る問題を取り上げる・・・第一話「リアの足」・第二話「染地の桜」・第三話「ばあちゃんは大丈夫」。登場人物の抱える悩みや希望を通して、「老い」を自然に受け入れることが出来るような何かが見つかれば、ひとつのきっかけとなればと願い制作いたしました。
舞台は1945年、ユダヤ人夫婦の経営する小さな紳士服のアトリエ。強制収容所送りになった夫を探す女、アメリカ兵を恋人に持つ女、二人の子どもを抱えて働く女、警察官を夫に持つ女、結婚して新しい人生を歩み始める女……。みなが貧しい中で助け合いながら、けなげに生きようとしているのだった。「この戯曲は私の母のために、また多くの縫製室で私が出会った、泣いたり笑ったりしているすべての人々のために書いたものである」
佐賀県唐津の専業農家。父の急死で一家の命運はズシリと長男の肩にかかってくる。財産分けをねらって乗りこんでくる叔父、都会へ出た弟妹たちの遺産相続をめぐる思惑もうずまき、嫁、姑の対立も深まる。赤裸々な人間の姿をユーモア豊かに描き、「日本農業」の現状と明日を問う。1997年まで全国巡演を行い、公演数は300回を数えた。
ところは関東のある小都市、某不動産会社のバックアップで、リゾート開発をめざしていた保守党の市長が、愛人宅で急死した。後援会が後継者選びに苦心する間に、反対派閥の県議がはやばやと立候補を宣言し、不動産会社もそっちへ寝返る。あわてた市長派は、大学助教授である市長の娘婿に白羽の矢を立て、東京から呼び戻した。理想家肌の助教授は、教育文化都市の建設を説き、クリーン選挙を条件として立候補を承諾した。ところが選
碧い海 白い砂浜 輝く太陽 この青春は放したくない!昭和18年、海に憧れ、自由な校風に憧れた少年たちが、新設された清水高等商船学校の門をくぐった。しかし少年たちを待っていたのは、軍規第一の非人間的画一教育であった…。事実を基に書き起こされた小説「青春の砦」を、自身も軍隊経験のある瓜生正美が舞台化。1987年まで全国で747回上演。1995年には戦後50年記念として演出も新たに上演した。
佐賀県唐津市の郊外で先祖代々の土地を守り続けてきた専業農家。息子はアメリカに留学し、佐賀の農業大学で講師を務めながら農山漁村と都会の交流をめざす新しい観光業に燃えている。そんな折、農業高校からホームステイで受け入れた高校生はコンビニ依存で…。クローン牛に遺伝子組み換え、ダイオキシンに環境ホルモン。農業を取り巻く環境が大きく変わる中、食の安全を求めて「身土不二」の教えが再び浮かび上がる…。
劇団青年座創立60周年記念公演 第三弾
大正七年米騒動が起こったその夏、愛は福井若狭の寒村で祖母を見送った。愛の父宇助は地場産業を興そうとしたがうまくいかず田圃を手離し、あげく中風で寝込んでいる。宇助の面倒を看、妾に産ませた鉱太郎と千吉まで引き取って育てる母しん。翌年、愛はしんの後押しもあって棺桶作りの角治のもとに嫁ぐ。角治の母いしは、盲目だったが死ぬまで「ふれごと」をして村を歩いた。いしの日常はいつも明るく生活の知恵あふれ、その中で愛
深沢七郎の名作「楢山節考」を北林が新しい視点から自在に劇化。三谷昇、加藤土代子が客演。
ニューヨーク郊外にある豪華な邸宅。今夜は市長補佐官チャールズ・ブロック氏と妻マイラの結婚10周年記念パーティだ。招かれた客はいずれも上流階級のそうそうたるメンバーばかり。最初に到着したのは弁護士夫妻。ところが当のブロック夫妻はもちろん、メイドもコックも誰もいない。邸宅中を探してみると二階の寝室でブロック氏が耳たぶを撃ち抜いて血だらけになっていた。真相がわかるまでは友の異変を隠しておこうと大奮闘の弁
日中戦争たけなわな昭和14年。京都の路地裏に住むウメコは、アホやしょんべんたれやといじめられ十日も家から出てこない。今日もふかしたてのお芋を悪ガキデベソに取り上げられて泣いている。そこの現れたのが現人神(天皇陛下)とも知り合いという自称ウメコ婆さん。一人ぼっちのウメコとしわくちゃウメコは、なぜか一緒にくらしはじめた。
港で開かれているネズミたちのパーティ。そこに傷だらけの島ネズミ忠太が転がり込んでくる。残忍な暴力と恐怖で故郷の島を支配している、巨大な白イタチのノロイを倒す力を貸して欲しいと言う忠太、街ネズミたちは冷たかった。だがガンバと仲間たちは冒険の海へと船出する。
戦後の日本演劇界を代表する、劇作家・宮本研の円熟期を飾る傑作戯曲。貧しさゆえに、遠く海をへだてた南洋に身を堕としていった女性たちの群像を、日露戦争を背景に描く。時代の波に翻弄され、悲惨な運命にもてあそばれながらも、逞しく生きた女たち-。
時は1980年。落合勝利35才。大工をしながら建築士の資格を取ろうと定時制高校に通っている。担任の小坂麗子は29才。教育熱心だが色気も愛嬌もなく、生徒たちにも煙たがられている。そんなある日、生徒の一人が持ち込んだ週刊誌には、麗子先生が九州にいられなくなったある事件が報じられていた。さあ、教室は大騒ぎ。麗子先生にひそかに思いを寄せていた勝利は、先生を守るため番長に決闘を挑む…。
なぜイジメはやめられないの?答えを求めて、ファンタジーの世界へ。我儘で意地悪なお姫様、誕生日パーティに誰も来ないと怒った姫の頭から、なんと角が生えてきて・・・自分探しもいいけれど、誰かの為にしなくてはならない事もあるはず。姫の冒険を通じて、友情のかけがえなさや平和の大切さに気づいてほしい。
萩原朔太郎が昭和10年に書いた短編小説『猫町』をモチーフにして、別役実が書き下ろした。「猫町」を旅する二人の女と、そこに生きる三世代にわたる家族の物語。
アウシュビッツからの生還者ピーター・シンガーは大戦後英国に上陸。収容所でのリンチがもとで精神に障害を負った元政治犯マニックをパートナーに、不動産業者として再出発。折からの好景気の波に乗り、巨万の富を築いた。得意の絶頂にあるシンガーは、しかし、収容所をともに生き抜いた「同志」ステファンと再会する。そして過去へと遡る旅が始まる。
作:高橋恵(虚空旅団)&演出:上田一軒(スクエア)コラボレーション作品
試験的に「同性婚」を認める特区となったK 市が舞台。が、LGBT ではなく、同性の友人との「友情婚」が多いという。この街で友情婚しブックカフェをオープンした朋子と美也子。美也子の幼馴染の彼も同性の友人との再婚を反対されていると言う。近親者だけでなく店の常連客まで巻き込んでの議論が始まる。ー だって、憲法にあるやろ?“婚姻の自由”ってー そういう意味じゃありません!街の小さなカフェで巻き起こる、可笑
第二次世界大戦末期、ソ連はドイツから2万人を超える科学者とその家族を連れ去り、ナチスの進んだ技術を吸収して秘密裏にロケット開発を進めた。果たして1957年、ソ連は初の人工衛星の打ち上げに成功、米ソによる宇宙開発競争が幕を開けた。61年には有人宇宙飛行を成功させるなどソ連がアメリカをリードしていたが、62年のキューバ危機により状況が一変する。米ソの冷戦構造を背景に、宇宙開発にかける科学者たちの夢と挫
遊びごころで“ひったくり”をした少年と、“ひったくり”をされたすみれさんとの不思議な出会い――。急性腹膜炎で入院した少年は老人ばかりの病院暮らしに退屈していた。学校をさぼっては見まいに来る友人と一緒に、骨折で入院中の唯一の女子高生に近づこうとするがうまくいかない。そんな少年の身辺で、ある事件が起きる...。
ご存知とんちの一休さん、笑いと感動の舞台劇!戦乱の世、皇子として生まれながら6歳で出家し、やがて当代一の僧侶となった一休禅師。でもまだまだ母が恋しい年頃。有名な頓知話を絡めながら、厳しい修行の日々を送る一休たちの騒動を笑いと感動の中に描きます。
瀬戸内海の美しい叙情と人びとの哀歓をうたいあげる小山祐士作品。1963年初演いらいロングラン上演を重ねた名作を丹野郁弓が新演出、日色ともゑがハナ婆さんを継いでいきます。瀬戸内海の小さな島で一人質素に暮らすハナ婆さんは、貧しいながらも9人の子どもを産み、戦地と原爆で全員を亡くした哀しい過去を持っていました。そのハナ婆さんを堕胎の罪で逮捕しにやって来た木下刑事もまた、誰にも言えない苦悩を抱えていたので
マサチューセッツ州セイラムでの魔女裁判を描いたアーサー・ミラーの傑作戯曲。1962年民藝により日本初演した代表的な演目を新訳、新演出により14年ぶり3度目の上演。
陸の孤島と化した別荘で次々と起こる出来事・・・アメリカ民謡「いとしのクレメンタイン」の不思議な歌詞に秘められた謎。「クレメンタイン」とは一体誰なのか。美しい別荘に集まった人々のそれぞれの思惑が交錯し、遂には事件が起きる!
彼にとって、彼女は一切であった。娘であり、母であり、獣であり、マドンナであった…。すぐれた東洋美術史学者であり、類まれな万葉調の歌人であり、また独創を重んじた書家として名を成した會津八一。そんな彼の、遠縁の娘きい子との神聖な恋。彼を慕って集まってきた教え子たち。彼らがやがて巻き込まれていく、幾つかの過激な事件、そして戦争の影…。
トレイシー・レッツによる衝撃の話題作かつ問題作!場所はテキサス州ダラス市郊外。とあるトレーラーハウス。スミス一家、父アンセル、継母シャーラ、妹ドティーの3人が住んでおり、兄クリスは実母と一緒に別の場所に住んでいた。ある日、実母のせいで借金を抱え命が危なくなった兄クリスは、実母に多額の保険金がかけられており、受け取り人が妹ドティーであることを知る。そこで父アンセルと共謀し、表の顔は警官だが裏の顔は殺
中国の大河・長江の中流に位置するある都市。この街のもっとも平均的な2LDKの団地に、縁もゆかりもない若い夫婦と、定年退職した元小学校の女教師が同居している。長江に臨むこの団地は誰が名付けたか「団結団地」。ベランダからの眺めは一級品なのだが、背に腹は代えられずいやいや同居しているそれぞれにとって、眺めどころではない。何と言っても年の差は如何ともしがたく、生活のリズム、習慣、価値観の違いは日常的な争い